日本のうどんは福建省の切麺が起源なのだろうか?傅さんの主張は日中の飲食業界で議論を巻き起こし、その後、その疑問に答える明確な論証も登場した。

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日本のうどんは福建省の切麺が起源なのだろうか?人民網は2015年に、日本に留学した経験を持つ福建省尤溪県出身の傅樹華さんが、うどんの起源は尤溪県と主張する記事を掲載した。尤渓県は朱子学の創始者・朱熹の生まれた町だ。傅さんの主張は、日中の飲食業界で議論を巻き起こし、その後、その疑問に答える明確な論証も登場した。そんな中、今月26日、『油と米』をテーマにした交流会が行われ、日本と福建省の関連の専門家や業界関係者が集い、切麺とうどんの関係について熱い議論を交わした。人民網が伝えた。

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同交流会では、日本の川原浩さんが、尤溪沈城切麺研究所の所長・傅さんと、うどんと切麺の調理方法を実演した。二人はゆでた太い麺をお皿にのせ、きざみネギとタレを添えた。どちらの見かけも作り方も、食べ方も驚くほど似ており、試食した来場者も「味もコシもほとんど一緒」と驚きに目を見開いた。

うどんが大好きという川原さんは、傅さんの実家である尤溪県に足を運んだことがあり、同地の人が皆「うどん」を食べているのを目にした。一方の傅さんも何度も日本へ行き、麺食文化を研究、うどんと尤溪の切麺は不思議なほど似ているのを発見した。しかし、切麺が日本に伝わったのか、それともうどんが尤溪に伝わったのかについて、川原さんはその答えを出そうと30年以上調査を進めているものの、未だに答えは分からずということだ。

福建省の切麺文化と姓氏文化の発展を分析し、「日本のうどんの起源は福建省の尤溪県だ」と結論づけているのは、今回のイベントに出席した文化学者で福建省委員会統一戦線工作部常務委員の元副部長・游嘉瑞さん。游さんによると、福建省の尤溪県、永泰県、●清県(●=門がまえに虫)などには切麺と寿面(細麺)の食文化があり、昔は結婚する時に、男性側が女性側にお菓子と共に切麺を贈る習慣があった。切麺は貴重品で、同3県一帯では昔、お金持ちの家は、冬に蒸した切麺を干して米ツボに入れて保存しており、非常に保存のきく食品なのだという。

「日本の麺は中国が起源」と話す福建師範大学伝播学院の林■教授(■は森の木が火)も、アニメの巨匠・宮崎駿監督が以前に小麦の生産地ではない山西省で麺の取材を行ったことに言及し、「世界の小麦が原料の麺、つまりパスタや韓国の麺も含め、全て中国が起源となる。日本のうどんの起源が福建省にあるというのもその信頼性は高いと言える。日本の食文化が福建省から伝わったことは明白で、日本語の『弁当』も福州市の『飯頓』が語源」との見方を示している。(提供/人民網日本語版・編集KN)