今から始めるスキンケア!「紫外線・ブルーライト・大気汚染」から肌を守る

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現在、クラウドファンディングプロジェクトにて、筆者が代表を務めるオプティマルビー株式会社では、『子供の肌を優しく守る。天然由来成分99%配合の日焼け止めクリームを作りたい!』を展開中です。

紫外線対策はオールシーズン・光老化は長年の積み重ね

春夏は、紫外線が気になる方も増える季節。日焼け止めを春夏だけ塗る方、多いのではないでしょうか。

地上に届く紫外線にはUVA波とUVB波があります。実は、春夏に増えるのは紫外線のUVB波、UVA波は、年間を通して降り注ぐ量はほとんど変わりません。

日焼け止めでSPF数値の高いものほど日焼け止めの効果が高いと思われている方もおられますが、そうではありません。SPFの数値の高さは、UVB波による日焼けを遅らせる時間の長さの目安です。SPF1でも日焼け止め効果はあります。SPF1あたり、個人差がありますが15〜30分日焼けを遅らせることができるという目安の数値です。

UVB波は表皮に影響を与え、細胞を損傷して火傷のように赤くしたり、メラニン色素が沈着して、シミやソバカスの原因になりますから、外出時間に合わせてSPF数値を目安に日焼け止めを選びましょう。

SPF数値ばかり気にしている方がおられますが、実は紫外線量の9割はUVA波です。UVA波は、年間を通して降り注ぐ量はほとんど変わりません。

肌の真皮まで届いて、コラーゲンを破壊する酵素を増やしたり、エラスチンを変性させてしまいます。そして、メラニン色素の合成を増やし、シミが目立つ原因にもなります。

そのため、オールシーズンUVA波対策は必須なので、日焼け止めでPA表示があるものを選びましょう。1日の中でも、UVBはお昼にピーク、夕方には減りますが、UVAは朝から夕方まで長時間降り注ぎます。季節に関係なく冬でも降り注いでいるから、油断していると長年の蓄積でシミやしわ、たるみにつながります。これが、光老化というものです。

光老化は肌の老化の80%とも言われています。つまり、UVA波を長年の間浴び続けることでシミ、しわやたるみによる光老化が少しずつ進行していきます。

UVA波は、目に見えるような赤味などがないため、意識しにくく気が付きません。子供のころからしっかりとUVA波ケアをすることが、大人になってからの美肌につながると考えています。

ブルーライトから目も肌も守りましょう

ここ数年で、ブルーライトから肌を守るファンデーションも増えてきました。

ブルーライトは、紫外線に近い波長で、スマホやPC、LED照明などに使用されています。特に近年では省エネのためにLED照明が急速に普及しており、現代人はブルーライトを浴びる時間も長くなりつつあります。

目へのダメージにより視力低下のリスクが増加したり、肌の深いところまで浸透し、シミやシワなど肌老化を促進する原因となります。2020年からは、小学生のタブレット学習導入がなされる検討が進んでいます。

現段階でも、ゲームやスマホ、LED照明の下での学習と、子供たちは若い段階からブルーライトを浴びています。スマホやPCにブルーライトカットシートを貼ったり、ブルーライトカット成分を配合した化粧品でケアをすることをお勧めします。

PM2.5などの大気汚染から肌を守りましょう

排気ガスや大気汚染、紫外線と重なると肌へのダメージが増大します。汚染物質と紫外線UVA波が重なると、紫外線UVA波のみのときより肌表面の皮脂物質の酸化量が増大するという研究結果もでています。肌が酸化すると、肌内部にまでダメージを与え、シミ・シワ・くすみなどの原因となります。

早い段階から肌を守るケアを

いかがでしょうか。紫外線A波やブルーライト、大気汚染などによる肌への影響は、長年のダメージの蓄積によって現れるものです。

子供のうちから、早めのケアが大切ですよ。

【参考】

クラウドファンディングプロジェクト『子供の肌を優しく守る。天然由来成分99%配合の日焼け止めクリームを作りたい!』(目標達成金額:100万円)

※ UVAとUVBの違いを知ろう - 日本ロレアル

※ こわいのはどっち!?紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB) - ロート製薬

【画像】

※ Africa Studio / shutterstock

【筆者略歴】

宮地祥子

サプリメント・コスメのレビューを行うとともに、自身のコスメブランドMAAROも展開中。美容と健康で注目される飲食店を掲載するWebサイト「東京なちゅらるグルメ」も運営。