ゲームで負けた怒りから2歳児に暴行した継父(出典:http://metro.co.uk)

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無邪気な幼児が、またも無残に命を奪われる結果となってしまった。ゲームで負けた怒りの矛先を2歳児に向け、暴行死させた継父がこのほどポーランドで逮捕、起訴されたと英紙『Metro』など複数メディアが伝えている。

彼らには“父親”という自覚がないのだろうか。昨年も米ウェストバージニア州にて「泣かれてイラっときた」という身勝手な理由で、乳児に致命傷を負わせた26歳の父親が逮捕されていたが、このたびポーランドでは継父が「ゲームに負けて腹が立った」ことで2歳児をドアに投げつけて逮捕された。

ポーランド北西部にあるヴィエルコポルスカのピワという都市に暮らすシモン・ブルゾゾウスキ(Szymon Brzozowski、24歳)は、コンピューターゲームをしていて負けた怒りを幼い子供にぶつけた。ブルゾゾウスキは、ドアのメタルフレーム部分に妻アンジェリカの連れ子であるリルカちゃん(2歳)を投げつけ、頭蓋骨と脳に致命傷を与えたのだ。

しかしリルカちゃんは意識を失うことがなかったために怪我の酷さを気づかれることもなく、我が子が飲み物や食べ物を受け付けなくなったことで母アンジェリカはリルカちゃんを病院へ連れて行ったのだが、それは暴行から2日後のことだったという。またアンジェリカは、娘に何が起こったのかを一切病院側に伝えなかった。

しかし3日後の手術中、リルカちゃんは頭蓋脳損傷が原因でわずか2年の命を閉じた。実はリルカちゃん、過去にも病院で怪我の治療を受けており日常的にブルゾゾウスキによる家庭内暴力があったのではないかと疑われたが、アンジェリカはソーシャルワーカーに「子供はおっちょこちょいでよくぶつけたりするから」と話していた。

その後アンジェリカは警察で、娘の怪我はブルゾゾウスキの暴行によるものと認めた。逮捕されたブルゾゾウスキは取り調べで、子供に罰を与える方法として浴室の隅に立たせたり鍵をかけて閉じ込めたりすることはあると述べたという。

ブルゾゾウスキは、児童虐待とそれにより引き起こされたリルカちゃんの死、そして妻と妻の連れ子2人への精神的虐待の罪も含めて起訴された。今後、ブルゾゾウスキに有罪判決が下れば12年の実刑もあり得るとみられている。また、母のアンジェリカも適切な医療を受けさせなかった罪で起訴された。

理由もわからず不本意にも投げ飛ばされ、結果的に命を落とすことになってしまったリルカちゃんだが、実の親や継父によって引き起こされる虐待事件はどこの国でもあとを絶たず、こうしたニュースを聞くたびに胸を痛めずにはいられない。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)