ベルギーの首都ブリュッセルで、ドナルド・トゥスク常任議長(EU大統領、右)にEU離脱を通知する書簡を手渡す英国のティム・バロウ駐EU大使(2017年3月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】(更新、写真追加)英国は29日、同国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)を正式に通告する書簡を欧州理事会(European Council、EU首脳会議)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長(EU大統領)に提出し、離脱の手続きを正式に開始した。

 AFPの記者によれば、テリーザ・メイ(Theresa May)英首相が署名した書簡を、同国のティム・バロウ(Tim Barrow)駐EU大使が、ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)にあるトゥスク氏の執務室に届けたという。

 トゥスク氏は書簡を受け取った後、ツイッター(Twitter)上でEU離脱という衝撃的な結果となった2016年6月の英国民投票に言及し、「9か月を経て、英国は届け出た。ブレグジットだ」と投稿。

 また報道陣に向けて短い声明を発表し、「われわれはすでに英国がいないことを寂しく思っている」と述べ、「今日が幸せな日だと装う理由はない」と付け加えた。

 一方でメイ首相は28日に首相官邸で、この書簡に署名。官邸はその様子を捉えた写真を公開している。同首相は書簡の中で、英国とEUは、離脱交渉で失敗を避けるため「懸命に働か」なければならないとし、これは「重大な」仕事だと述べるとともに、離脱交渉と将来の貿易協定を「並行して」解決するよう求めた。

 だがEU側は貿易協定について、離脱交渉が合意した後に議論すべきだとしている。
【翻訳編集】AFPBB News