EDの要因の一つに上げられるのが、ストレスだ。
 「過度なストレスを受けると男性の場合、男性ホルモンの分泌が減少するんです。60代で退職した男性よりも、30代〜40代の働き盛りの男性のほうが、男性ホルモンの分泌量が減っている人が多いというデータもあるほどです」
 こう説明するのは、EDドクターこと『浜松町第一クリニック』院長の竹越昭彦氏だ。本来ならまだまだ男盛りの世代がハードな仕事による精神的な疲れが原因で、EDになってしまうという。
 実は、仕事のストレスから解放された“定年組”のほうが下半身は元気、なんて事態になっているのだ。

 そんなストレスの中に最近、増えているのがコレだ。
 「俺だけがモテないストレスです。特に中高年男性ほど、モテる人とモテない人の格差が大きいんです。いくつになっても若い女性と遊ぶオジサンもいれば、そんな色っぽい話とは全く無縁の方も増えてくる。そして、モテている同世代を見て、“俺はダメだなぁ”と思い込んでしまうのです」

 これはまさに悪循環。自分に自信が持てず、モテる奴への嫉妬などもないまぜとなって、ストレスが積もっていくのだ。
 「その結果、突然、そういうチャンスに恵まれても、肝心のモノが役に立たない。もっと悲しい話になると、風俗で憂さ晴らしをしようと出向いても、勃起できなかった…これではやりきれません」

 では、こうしたストレスを発散するには、どうするべきか。
 「一番のコツは、仕事以外の何かを始めてみることです。ゴルフやテニス、草野球といったスポーツ系。または、陶芸や書道、外国語といった文科系でも構いません。そして、それらを始めたら自信をもって、気になる女性に『最近、○○を始めたんだ』と告げるのです」

 そうすることで俄然、ヤル気が湧いてくるという。
 「好きな女性に言った手前、そう簡単に投げ出すワケにもいきませんよね。程よいプレッシャーがかかり、長続きするんです。そして、一つのことを継続できると、人間は自然と自分に自信がつくんです」

 自信があればストレスも感じにくい。多少、イヤなことや嫉妬することがあっても、「俺は俺」と思えるからだ。それだけではない。
 「仕事以外の何かをすることで、女性が男性を見る目も変わってくるのです」

 我々男性もそうだが、普段、地味で目立たないOLでも、実は「ピアノ」が得意と聞けば、急に女性らしい色気を感じるはず。
 「それと同じで、いつも冴えないオジサンが、休日はテニスで体を動かしていたり、ひっそりと陶芸をしていたりすると、魅力的に見えるんです」

 その結果、自然とモテる要素が増えるため、女性と深い仲になるチャンスも増える。それでいて、ストレスも軽減されれば、男性ホルモンの分泌量の低下も防げ、肝心な時もEDになりにくい。
 「一番よくないのは、“俺はもう女にモテない”と卑屈になって、何も行動を起こさないこと。人生もEDも、一つ殻を破った途端、急に好転することが多いので、諦めないことです」

 まずは、何か仕事以外のことに挑戦してみよう!

竹越昭彦氏
『浜松町第一クリニック』院長。ED治療の第一人者で、バイアグラやレビトラ、シアリスといった治療薬のそれぞれの効果や服用法などに精通。著書に『40代からの心と体に効く【生涯SEX】のすすめ』(扶桑社新書)がある。