29日、慰安婦問題解決のため韓国の市民団体が釜山で開いた集会に1人の日本人男性が出席し、注目を集めている。写真は釜山・日本総領事館前の慰安婦像。

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2017年3月29日、慰安婦問題解決のため韓国の市民団体が釜山(プサン)で開いた集会に1人の日本人男性が出席し、注目を集めている。

ソウルの日本大使館前の慰安婦像周辺で慰安婦問題の解決に向け毎週水曜に行われている集会にその名を倣った釜山の「水曜集会」は、昨年末に慰安婦像が新たに設置された日本総領事館近くでこの日正午から開催された。山口県下関から集会に駆け付けた日本人神父はマイクを取り、「4年前に日本で偶然目にした慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー」が今回の訪韓のきっかけだと語った。番組に登場したおばあさんが、日本政府に謝罪を求める理由について「利益や金が欲しいからではなく、日本が自ら犯した罪から解放されるため」だと語っていたのが衝撃的だったという。

また彼は「日本政府は過ちを認めず弱い者を犠牲にする社会システムにより再び力ない人たちを抑圧している」と批判、「韓国の人たちに(政府に)代わって謝罪し、新しい未来をつくりたかった」と述べた。さらに慰安婦像については「元慰安婦のおばあさんたちをはじめ、世界のすべての苦しむ人々と連帯するという意味の象徴的な存在」とし、日本が「元慰安婦のおばあさんなど弱者を助ける国になるよう努力する」「帰国後は安倍(晋三)首相の退陣運動を繰り広げる」と決意を述べたという。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「神父さん、ファイト!」「本当にありがたい」「神父さん、分かってるなあ」「立派な方だ」と神父への感謝や称賛の言葉が多数寄せられているほか、中には「日本の首相になってもらおう」との声もある。

他には、「日本にもまともな人がいることはいるんだね」「日本人が皆こういう人だったら真の隣人になれるのに」と日本人に言及したコメントや、「日本人が韓国の大使や官僚の言うべきことを代弁してくれるなんて、あきれた世の中だよ」「韓国の大統領だった人よりましだね」など韓国政府を批判するコメント、そして「韓国も戦争被害国に謝罪すべきだ。神父の姿勢を見習おう」といったコメントが目立った。(翻訳・編集/吉金)