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by Graham Hodgson

ある宝石店が「Sometimes, it's ok to throw rocks at girls...(時々は女の子に石を投げてもOK)」というメッセージの看板を出したことで、SNS上を中心に大きな議論が起こっています。

Protest planned over jewelry store's controversial billboard | WLOS

http://wlos.com/news/local/protest-planned-over-jewelry-store-billboard

This jewelry store's billboard got everyone so riled up even Chelsea Clinton tweeted about it

http://mashable.com/2017/03/28/billboard-backlash-jeweler-offended/

ティファニーで働いていたE.O. Wick氏がニューヨークのせわしなさから離れ、ノースカロライナ州のアッシュビルで1926年にジュエリーの修復店をオープン。その後、Wick氏は見習いとしてPaul Greene氏を雇い入れ、Wick氏のもとで宝石をカスタムする技術とビジネスを学んだGreene氏が正式にWick氏のパートナーになることで生まれたのが「Spicer Greene Jewelers」です。つまり、Spicer Greene Jewelersは90年以上の歴史を持つ老舗のジュエリーショップなのですが、このSpicer Greene Jewelersが道の脇に立てた看板が物議を醸しています。

問題の看板がコレ。「Sometimes, it's ok to throw rocks at girls...(時々は女の子に石を投げてもOK)」というメッセージとともに、カラフルな宝石が散りばめられています。



看板に書かれたメッセージは女性に対する暴力がほのめかされている、ということなどからインターネットで写真が公開されるやいなやSNSで瞬く間に広がりを見せ、以下のように多くの批判が行われました。

「この看板が受け入れがたい点を数えてみましょう。(1)女性への暴力を暗示している(2)『girls(女の子)』という言葉(3)ステレオタイプ」



「あなたは女性に対する暴力を面白いものと思っているから、この看板をユーモラスなものと考えているのでは?」



「女の子を攻撃することが楽しいことだったことなんてありません。一度も」



「いつだって石を投げることはOKではありません。間抜けなジュエリー店は新しい広告会社を雇うべき」



また、3月24日(金)の時点でノース・カロライナ・アシュビル大学の教師であるエレン・ペリー氏はSpicer Greene Jewelersの店舗の外で抗議行動を行う予定であることも報じられていました。

ただしTwitter上で看板に対してどう思うか?というアンケートがTwitter上で行われたところ、「Offensive(攻撃的)」が7%、「Inappropriate(不適切)」が13%、「Harmless(無害)」が48%、「Funny(愉快)」が32%で「無害」と考える人も多数存在しています。なお、アンケートの総投票数は236票です。



事態を受けて、Spicer Greene Jewelersはコメントを発表。「私たちはどのような形の暴力も許容しません。私たちは、広告のコンテキストや自分たちが犯した間違いに気づきました。広告は議論を呼ぶことを意図していませんでしたが、看板は私たちの意図とは異なる情報を伝えてしまいました。『人にプレゼントをする行動』を推奨するための言葉遊びをしたつもりの看板が、誰かを傷つけてしまったことに深い悲しみを覚えています」とFacebookで語られました。

To whom we have offended with our recent billboard, please accept our apologies. We do not condone violence of any kind...Spicer Greene Jewelersさんの投稿 2017年3月23日


また、現在のSpicer Greene Jewelersのオーナーの一人であるEva-Michelleさんは集団的寄付を通して女性や少女の人生をよりよくする「Women for Women」という団体のメンバーであり、「子どもの時に教えられたノスタルジックな考えを思い出してもらいたかった」とMichelleさんは語っています。

なお、Spicer Greene Jewelersの看板が批判されたのはこれが初めてではなく、過去に「WISE MEN BRING GIFTS(賢い男性はギフトを持ってくる)」というものや……



「SHE'S TIRED OF WATING.(彼女は待ち疲れている)」という看板



「SAM, WILL YOU MARRY ME?(サム、私と結婚してくれますか?)」看板が掲げられ、議論を巻き起こしました。なお、「サム、私と結婚してくれますか?」という看板は、「サム」という名前を男性・女性のどちらとも取れる名前にすることで、男性へのメッセージとも女性へのメッセージとも取れるようにしているとのことです。