<ラシンク・ニンジニア/RKBレディース 最終日◇29日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(6,506ヤード・パー72)>
国内女子下部ステップアップツアーは、ドラマチックな開幕戦でシーズンをスタートした。「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」は最終ラウンドを行い、地元福岡出身の福山恵梨が土肥功留美とのプレーオフを制して初勝利を挙げた。
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初勝利は鳥肌モノの展開の末につかみ取った。2打のリードを終盤の連続ボギーで失い、挑んだプレーオフ。福山の約140ヤードの3打目は「カットに入れようと思ったら下半身が止まってかぶってしまった」とグリーン左の池に消えた。土肥はすでに3オンしており、ドロップして約25ヤードのアプローチが5打目となる福山は、絶体絶命の状況に追い込まれた。
しかし、当の福山は冷静だった。「なんで(3打目で)下半身が止まってしまったんだろうって考えていました。でも、これを入れれば…と少しは思っていた」。やや打ち上げていくアプローチはフェースを開いてセットアップ。「飛ばない構えにしたのでショートだけはやめようと思った」と思い切り振り抜くと、ピン方向に飛んだボールは2バウンド目でスピンがかかり静かにカップの底を叩いた。
すでにホールアウトしたプロ、関係者、戦況を見守った誰もが悲鳴に近い歓声をあげる、執念のボギーセーブ。「良かった。これでまだプレーオフができる」。2ホール目はティショット、セカンド共に危なげない位置に運ぶと、先にボギーとした土肥に対し、最後は1メートルのウィニングパットを真ん中から沈めて苦しみの末の歓喜を味わった。
3年前、2014年大会の悔しさが忘れられない。今年と同様に初日を首位でスタートするも、最終日に“75”と崩れて鈴木愛に敗れた。それから3年間、「常に思い出していた」という悔しさを糧に練習に打ち込んだ。この日もその思い出は何度も頭をよぎったが、練習に裏打ちされた自信がプレッシャーを上回った。終盤は苦しんだものの「緊張の具合は変わった。自信を持ってプレーができた」とタフになったメンタルで勝ちきった。
目標は来季のレギュラーツアー前半戦の出場資格が与えられる、ステップアップツアー賞金女王。21試合のスケジュールはもちろん1勝では物足りない。「もっと勝たないと」と早くも2勝目、3勝目を見すえている。だが、勝利の喜びの裏にはちょっとの不満もある。
「結果勝ったけど、なんで終盤崩れるかなって自分にいいたい。悔しい思いが大きい」。次なる勝利のために。福山は新たな悔しさをまた糧にする。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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