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STマイクロエレクトロニクスは、バッテリ駆動のIoT機器向けに電流容量2.6Aのブラシ付きDCモータ用小型モータ・ドライバIC「STSPIN250」を発表した。同製品は現在量産中で、VQFPNパッケージ(3×3mm)で提供される。単価は1000個購入時に約0.75ドル。

「STSPIN250」は、携帯型のバッテリ駆動機器向けに同社が昨年リリースした3種のモノリシック低電圧ドライバに新たに追加されたモータ・ドライバIC。パワーMOSFETのフル・ブリッジ回路と固定オフ時間によるPWM電流制御を小型パッケージ(3×3mm)に集積し、携帯型機器の省スペース化に貢献する。

また、低オン抵抗のパワー段(ハイサイドおよびローサイドの合計:200mΩ)と低スタンバイ電流(80nA未満)によってバッテリを長寿命化するとともに機器の筐体温度の上昇を防止するのに加え、電源電圧範囲が1.8V〜10Vのため1セル・リチウム・イオン電池のような小さな電源の使用も可能にするという。

さらに、同モータ・ドライバICは高い出力電流を持ち、携帯型プリンタやPOS端末、コンスーマ機器、電子バルブ、ドア・ロック、玩具、医療・ヘルスケア機器(電動歯ブラシ、 シリンジ・ポンプなど)、低・中パワーのアプリケーションに使用可能。さらに、低電圧ロックアウト(UVLO)、損失ゼロの過電流保護、短絡保護、サーマル・シャットダウンといった保護機能も搭載されている。

また、「STSPIN250」には、システムの試作開発を迅速かつ簡単に始められる包括的な開発エコシステムが用意され、STM32 Nucleo拡張ボード(X-NUCLEO-IHM13A1)とモータ開発プロジェクトにおいてマイコン開発リソース STM32Cubeを使用可能にするソフトウェア・ツールで構成されている。

(早川厚志)