張育綸さん(左)

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(台東 29日 中央社)東部・台東県で回転寿司店を営む夫妻は、売れ残った寿司と温かい味噌汁をホームレスの人に無料で配布する活動を行っている。ホームレスの人々は、最初は半信半疑で差し入れを受け取るものの、安心すると驚きと喜びの混じった表情を見せ、夫妻やスタッフに感謝を伝えるという。

この取り組みを行っているのは張育綸さんと夫の黄建銘さん。張さんはその日の商品を翌日に持ち越さないと決めているが、「食べ物を粗末にするとバチが当たる」との考えから、余剰商品を利用してチャリティー活動をしようと思い付いた。

余った寿司はホームレスに配るほか、チャリティー弁当として1個200台湾元(約735円)で販売。売り上げの5割を恵まれない家庭を支援する団体に寄付している。チャリティー弁当はほぼ毎日すぐ完売するほどの人気だという。

同店従業員の一人は、初めてホームレスへの弁当配布に参加した際、「本当に怖かった」と話す。だが、弁当を受け取ってもらえると嬉しさを感じたといい、「社会の役に立てた」と笑顔を見せた。

(盧太城/編集:名切千絵)