新種の雲の形が11も登録!国際雲図帳が30年ぶりの改定でアスペラトゥス波状雲などを追加
アスペラトゥス波状雲
© 2016 World Meteorological Organization (WMO)
世界気象機関 (WMO) は、同機関が発行する国際雲図帳(International Cloud Atlas)について、30年振りの新板リリースと、新たな雲の形11種類を発表している。
1896年に初めて作成された国際雲図帳は、最新版が1987年の「International cloud atlas, volume II」となっており、30年も更新がないままだった。
しかし、最近の高性能なカメラを搭載するスマートフォンの登場により、多くのユーザーから画像が提供され、新版の制作が可能になった。
新しく登録された“新種”の雲は11。例えば、アスペラトゥス(アスペリタス)波状雲は、主にアメリカの平野部で午前から正午にかけて観測される雲で、波のようにうねる下面、嵐の近くで形成されるなどの特徴を持つ。
国際雲図帳では、これらの新種をまとめて新版を発行し、オンラインでの提供も行うとしている。
ほかにも、国際雲図帳のサイトでは、ユーザーから投稿された様々な形の雲を閲覧できるサービスも行っている。
投稿された雲写真の閲覧サービス
発表資料
URL:https://public.wmo.int/en/resources/bulletin/new-edition-of-international-cloud-atlas
雲のギャラリー
URL:https://www.wmocloudatlas.org/search-image-gallery.html
2017/03/29