5月に行われるサッカーのU‐20ワールドカップ本大会(韓国)まで2カ月を切り、今週末からはJ1リーグも再開する。世界の舞台に立つ若き戦士たちの戦いはドイツ遠征を終え、一旦それぞれの所属クラブへと移る。

■若き世代の中心選手たち U‐20日本代表のエースであるFW・小川航基。今回の遠征では、デュイスブルクとの練習試合でハットトリックを記録するなど計4得点を挙げ、チームの大黒柱として期待通りの結果を残した。所属するジュビロ磐田では今月19日のJ1リーグ第4節ヴィッセル神戸戦で途中出場、リーグ戦デビューを果たした。高さ・スピード、そして決定力も併せ持ち、クラブのエースナンバー『18』を背負うストライカーは春の訪れとともに、その潜在能力を一気に発揮するはずだ。

 昨年のU‐19アジア選手権に主力として優勝に大きく貢献し、大会MVPに選出されたガンバ大阪の堂安律。遠征でのU‐20ドイツ代表戦ではフル出場、スタンダード・リエージュ戦でもスタメンでプレイし、中盤での存在感を示し続けた。J1リーグでも今シーズン、遠征前までの4試合では全てベンチ入りし、2試合で途中出場している。2016年アジア最優秀ユース選手賞を受賞したレフティはJリーグ、そしてU‐20ワールドカップ本大会でも間違いなく主役としての輝きを放つ。

 アルビレックス新潟の原輝綺は既にクラブでも欠くことの出来ない存在となっている。ダブルボランチの一角として代表と同じ役割を果たしており、昨年のU‐19アジア選手権で代表初選出、続くアルゼンチン遠征メンバーにも選ばれており、その地位を着実に固めてきた。現在まで、リーグ戦では4節全てスタメン(3試合フル出場)と十二分な働きぶりをみせている。所属の新潟クラブ史上初となる開幕から高卒ルーキーでスタメンに名を連ねるなど、大型新人としての活躍は前評判以上だ。ドイツ遠征でも順調に試合出場をこなしており、チームの心臓としての存在は揺るぎそうもない。

■Jリーグの底上げ、そして世界へ 紹介した以外でも、今期クラブでレギュラーの座を掴んでいるガンバ大阪の初瀬亮やドイツ遠征は怪我で不参加となった柏レイソルの中山雄太、15歳ながらもU‐20代表で堂々の活躍をみせるFC東京U‐18の久保健英等、タレントは豊富といっていいだろう。5月、韓国でのU‐20W杯を戦うであろうフレッシュなプレーヤーたちの躍動は、Jリーグの舞台でも熱気を生む火付け役となるはずだ。