ジェシー・アイゼンバーグの童貞演技はもはや名人芸の域!/[c]2016 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

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ウディ・アレンが監督&脚本を務める最新作『カフェ・ソサエティ』(5月5日公開)。1930年代の華やかなアメリカを舞台に、平凡な青年・ボビーが、2人のヴェロニカという美女に翻弄されるロマンティック・コメディだが、特筆すべきは主人公を務めるジェシー・アイゼンバーグから漂ってくる“童貞臭”だ。

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近年、アイゼンバーグは『グランド・イリュージョン』シリーズでのマジシャン集団のリーダーや『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)での狡猾な悪役レックス・ルーサーなどのクセ者を多く演じ、知的でスマートな印象が強くなっている。

しかし、そもそもは『イカとクジラ』(05)、『アドベンチャーランドへようこそ』(09)、『ゾンビランド』(09)などで演じた気弱&軟弱キャラこそが彼の真骨頂!『ソーシャル・ネットワーク』(10)では、女子の前でも早口でまくし立てる“理論武装男”を演じ、第83回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど、その非モテ感あふれる演技はハリウッドでも認められている。

『カフェ・ソサエティ』でも、クリステン・スチュワート演じる知的でキュートなヴェロニカに出会った瞬間からメロメロに。かと思えば、ブレイク・ライブリー扮するバツイチのセクシー美女(この女性の名前もヴェロニカ)にもあっさり心奪われたりと、なんとも煮え切らない主人公を熱演している。

劇中では、部屋にやってきたコールガールに対してなかなか踏ん切りが付かず、ついには「ヤる、ヤラない」と彼女と押し問答に発展しまう姿や、意を決してヴェロニカ(スチュワート)をバーで口説こうとするも「恋人がいるの」とあっさり玉砕、「あなたって小鹿みたいで可愛いって言われない?」と軽くあしらわれたりと、期待を裏切らないダメっぷりを確認できる。

毎度アレン作品には、監督自身を投影(!?)したような、ピュアをこじらせた偏屈な男が登場するが、“ハリウッド名誉童貞”といっても過言ではないアイゼンバーグは、まさにうってつけ!童貞臭プンプンの主人公に、思わず笑ってしまうこと間違いなし!【トライワークス】