日本製品の品質は世界的に高く評価されているが、中国では一部で「日本製品は過剰品質」であるとの声があるのは事実だ。必要とされている以上の品質や機能が付与されており、その品質や機能を実現するためにかかったコストによって価格まで高くなっているという指摘もある。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本製品の品質は世界的に高く評価されているが、中国では一部で「日本製品は過剰品質」であるとの声があるのは事実だ。消費者が必要としている以上の品質や機能が付与されており、その品質や機能を実現するためのコストによって製品価格まで高くなっているという指摘もある。

 中国メディアの和訊は27日、日本製品の技術力や品質の高さを認めつつも、近年は日本製品が様々な分野で韓国製品や中国製品に市場を奪われるケースが増えていることを伝え、これは「日本製品のガラパゴス化」が理由であると伝えている。

 記事は、日本製品はかつて「日本人の匠の精神」によって一世を風靡したと指摘する一方、近年は往年の輝きを失っているように見えると指摘。その理由として、経済のグローバル化が進むなか、日本企業は孤立した日本市場だけに特化した戦略を進めた結果、日本以外の市場との互換性を失った製品を作り続けることになったと指摘、「日本製品は自らを世界市場から隔絶させた」とし、これがガラパゴス化であると論じた。

 続けて、日本製品のガラパゴス化の最たる例は携帯電話であると指摘、スマートフォンが登場する前、日本にはインターネットに接続でき、テレビや小説を楽しみ、電子決済までできる携帯電話があったと紹介する一方、そのデザインは日本国外では全く流行していなかった「折りたたみ式」だったと指摘。また、そのような機能は国外ではニーズのないものばかりだったと伝え、日本の消費者に特化することは日本以外の消費者を切り捨てることと同等であると指摘し、グローバル化が進展するなかで逆に淘汰されるリスクに直面することになったと論じた。

 記事は、日本企業に高い技術力があるのは疑いようのない事実であると指摘する一方、ガラパゴス化は「日本企業が急速に進むグローバル化の波に乗り切れていないことを示す」と指摘。日本企業が起死回生を望むのであれば「技術だけに頼るのではなく、時代の流れと共に前進し、世界の消費者が何を求めているのかを把握する必要がある」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)