今年9月の発表が期待される有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデルの「iPhone8」は、拡張現実(AR)機能実現のために、3Dセンサーを搭載するといわれています。
 
この3Dセンサーのサプライヤーとして名前が挙がっている台湾Himax Technologiesの株価が高騰しているようです。

iPhone8効果で株価が高騰

Barron’sによれば、Himaxの株価は「とんでもなく売れる」とアナリストらが予測するiPhone8効果で、今年に入ってから56%も高騰しました。
 
しかしMorgan Stanleyのアナリスト、チャーリー・チャン氏は、Himaxの株価はさらに22%上昇すると予測しています。これはAppleだけでなく、競合他社も自社のスマートフォンに、3Dセンサーを搭載するようになるためというのがその理由です。

Himaxが選ばれる理由

ではなぜHimaxが、Apple向けの3Dセンサーのサプライヤーと目されているのでしょうか。チャン氏によれば、顔認識、ジェスチャー検知、3Dモデリングといった3D検出技術は、IntelのRealSense 3Dカメラなどにより、すでにPCやタブレットでは実現しています。
 
Himaxはこうした3D技術に必要な3Dセンサーをスマートフォンに収まるサイズまで小型化できる、ウエハレベルオプティクス(WLO)技術を持っているのだそうです。
 
チャン氏はほかのスマートフォンでもHimaxの3Dセンサー採用が進み、現在売上が伸びていない、Google GlassやMicrosoft HoloLens向けといった同社のスマートグラス事業の穴を埋めるだろうと予測しています。なおこれらスマートグラスについても、2019年に再び市場が盛り上がると同氏は見ています。
 
 
Source:Barron’s
Photo:Dribbble
(lunatic)