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米Amazonは3月28日 (現地時間)、食料品/日用品を販売する実店舗型のサービス「AmazonFresh Pickup」を公表した。利用者はスマートフォンを使ってオンラインで商品を購入し、ドライブスルーのような店舗「AmazonFresh Pickup」で車に乗ったまま購入した商品を受け取る。米ワシントン州シアトルのSODOとバラードに2つのAmazonFresh Pickupをオープンさせており、現在はAmazon社員だけが利用できるベータプログラムになっている。一般オープンの時期は未定。Primeメンバーが無料で利用できるサービスになる。

同社は昨年12月に、「Amazon Go」という実店舗型の小型グローサリーストア(食料品店)をシアトルにベータ・オープンさせた。店に入るときにAmazon Goアプリを開いてチェックインし、あとは様々なセンサーが設置された店内で商品をバッグに入れ、買い物が終わったら商品を持って店を出るだけ。自動的に精算が行われ、Amazonアカウントに料金が請求される。レジ待ちの行列、レジで精算する手間のないグローサリーストアとして話題になった。

Amazon Goが気軽に立ち寄って素早く買い物を済ませられる都市型のグローサリーストアだとすると、AmazonFresh Pickupは車で移動する人たちのための郊外型のグローサリーストアだ。商品は1つから注文でき、AmazonFreshのメンバーなら注文から最短15分で受け取れるようになる。受け取り時間を指定することも可能。車でAmazonFresh Pickupに着いたら駐車場で待っていると、Amazonのスタッフが車まで商品を持ってきてくれる。Amazon Go同様、混雑やレジ待ちのない買い物体験を実現する。

Amazon Freshは、生鮮食料品や日用品の即日配達サービスとして始まった。Primeメンバーなら月額14.99ドル、配達料金は9.99ドル、40ドルを超えると配達無料になる。近くに大きなグローサリーストアが無かったり、買い物に出かける時間がない場合はAmazon Freshの配達サービスは便利だが、グローサリーストアに行けるなら不要である。AmazonFresh Pickupは、そうした人達に「グローサリーショッピングの時間を短縮する」というメリットを提供する。Amazon Goがコンビニと競合するAmazonの実店舗なら、Amazon Freshは食料品スーパーマーケットに挑むサービスになる。

(Yoichi Yamashita)