応援隊長に就任したベッキー

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 タレントのベッキーが、映画『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の応援隊長に就任。「今は新人のときのようなチャレンジ精神を大切に臨んでいます」と新たなオファーも相次ぐ現状や、今後の活動について語った。

 本作の主人公サルーは、幼少期に家族と生き別れになるという厳しい現実に直面しながらも、人生を取り戻そうと未来へ一歩踏み出した青年。休業を経てリスタートを切ったベッキーにとっては、自身と重なる部分も多く、主人公への感情移入を含め、さまざまなことを感じたのではないだろうか。

 応援隊長のオファーを受け、ベッキーは「すごくありがたかった。みんなの思いを背負うわけですし、配給会社さんが『ベッキーでいこう』と決めてくれた気持ちがとてもうれしかったです」と率直な胸の内を明かす。

 サルーはインドの貧しい家庭に生まれ、夜通し働く兄を手伝いたいと思う一心で、街についていったことから迷子になり、その後、25年にも渡って家族と生き別れになってしまう。メディアが発達した現代では信じられないようなことだが、事実に基づいた作品なのだ。長い期間、サルーは悩み葛藤しながら、人生を取り戻し未来に希望を託すことを諦めない。

 ベッキーも「情熱の炎を絶やさないサルーの気持ち」が心に刺さったという。彼女自身もこれまでの芸能生活で山もあれば谷もあったと思われるが、「諦めることは一瞬でもできる。わたしはいろいろな環境の中で、情熱を持ち続けることって、すごくエネルギーがいるし大変だと思った人生だったので、すごくリンクしました」と語る。

 ベッキーは休業中についても「いろいろ考える時間を頂いて、そんな中、わたしにとって、周りの方々がくれた言葉が大きかったし、尊敬する芸能界の先輩に『ブレるなよ』とかけてもらった一言が心に響いています」と明かす。

 休業期間を挟んだことによって、より見えてきたこともあった。一番変わったことは「仕事のありがたさ」だという。「お仕事を頂くことへの感謝は昔からあったのですが、失ったことにより、あらためてお仕事のありがたみを実感しました。今は新人のときのようなチャレンジ精神を大切に臨んでいます。一歩一歩積み重ねることによって道ができてくる。一つ一つ、しっかり踏みしめて進んでいきたいです」と強い視線で語る。

 波乱万丈だったサルーの人生だが、彼は家族に「ただいま」と言うために、困難に立ち向かった。復帰を果たしたベッキーだが「わたしは『ただいま』と言うつもりはなかったんです。そんなカッコいいものではないので……」と自身が置かれている立場を客観的に見つつ、「でも、こんなわたしに対しても『おかえり』と言ってくれる方がいて、わたしはこの『おかえり』という4文字に救われたときもありました」と心情を吐露した。

 オファーが増える中、「今はお仕事をさせていただけていることが幸せ」と笑顔で語ったベッキー。今後の活動について「具体的には考えていないのですが……」と言いつつも「いろいろやってみたい気持ちが強いです」と目を輝かせる。

 応援隊長という仕事も非常に刺激的だったようで、「奇跡的な物語なのですが“奇跡推し”ではなく、しっかり厳しい現実も示してくれる。人のことをしっかりと考えないといけないんだなって視野を広くしてくれる作品です」と自身の言葉で作品をアピールした。(取材・文・写真:磯部正和)

映画『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』は4月7日より全国公開 ベッキーが出演するテレビCMは4月1日よりオンエア予定