ソフトバンク・工藤公康監督【写真:荒川祐史】

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コンディション維持の重要性強調「それをやるのが仕事」

 日本一奪還を目指すソフトバンクは28日、シーズン開幕となる31日のロッテ戦(ヤフオクD)に向けて、本拠地で全体練習を再開させた。この日は投内連携やシートノック、バント練習、フリー打撃など、約3時間の練習を行うと、全体練習終了後には柳田悠岐や上林誠知、中村晃、鶴岡慎也らが居残りで特打を行なった。

 練習を見守った工藤公康監督は「(高ぶりは)今日はまだじゃないかな。今日も、明日も明後日も練習だしね。緊張感はまだ、当日にならないと出ないかなと思うよ」と、表情は柔らかだった。

 昨季は最大11.5ゲーム差を離した日本ハムに、まさかの大逆転を食らって、優勝を逃した。V奪回は至上命令となる指揮官は「優勝するチームでも50以上負ける。勝つときも、負けるときも、連勝するときも、連敗するときもある。前を向いていくしかない。怪我することがチームにとっても、選手にとってもよくない。選手にも理解してもらいたいし、コンディションを維持するのは難しいと思うけど、それをやるのが仕事だからね」と、これまでと同じようにコンディションの重要性を説いていた。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani