吉田に駄目押しの豪快ヘッドを決められ0−4。タイ代表は最終予選7試合で19失点の大荒れ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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[W杯アジア最終予選] 日本 4-0 タイ/3月28日/埼玉
 
 善戦虚しく、ハリルジャパンに0-4と敗れたタイ代表。最終予選7試合で掴んだ勝点はわずか1で、悲願のワールドカップ初出場の夢は潰えた。国内メディアも落胆の色が隠せない。
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 有力英字紙『The National』は、「勇敢なるタイ、スーパーな日本の前に屈す」との見出しを打って埼玉決戦を報道。「またしても同じ繰り返しだった。闘志あふれるプレーで堂々と戦ったタイだったが、エリート国との差はやはり歴然で、7試合で6度目の黒星を喫してしまった」と評した。
 
 そして最大の敗因は集中力を欠いたディフェンスにあると断じた。
 
「4度アジア王者に輝いた強豪から死に物狂いで1ポイントを獲りにいった。立ち上がりに元気のいいところを見せたが、日本のディフェンスはまるで揺るがない。逆に我らの守備は脆く、日本は最初のチャンスを容易く得点に結びつけたのだ。
 
 香川真司に先制され、2点目は“タイ資本”のレスターでプレーする岡崎慎司に完璧なヘッドを決められた。どちらも久保裕也のクロスからで、タイ守備陣の緩慢なチェックが招いた結果だ。
 
 後半はタイも意地を見せた。夏のコンサドーレ札幌入りが決まっているチャナティップを中心にいくつかのチャンスを掴み、PKもゲットしたが、得点には至らなかった。(GKの)川島永嗣の壁はあまりにも高かったのだ」
 
 同じくタイ国内の高級紙『Bangkok Post』は、独特の言い回しで試合をリポート。久保裕也の3点目が決定打になったと伝えている。
 
「キックオフ直後、日本はナーバスに見えた。絶対に勝たなければならないというプレッシャーがあったのだろう。だが、それもつかの間のこと。香川真司が8分に挙げた先制ゴールで、あっさりひと息ついたのだ。
 
 その後、岡崎慎司にも決められて2点差となったが、それでもタイはタオルを投げず、必死に食らいついた。前半の終盤にリスタートから掴んだビッグチャンスで決めていれば……。勝負の分けた時間帯だ。久保裕也の3点目はなす術がなかった。ヴィジターチームはあの一撃で心臓をえぐられたのだ」