日本代表FW宇佐美貴史(アウクスブルク)

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[3.28 W杯アジア最終予選 日本4-0タイ 埼玉]

 与えられた時間はわずかに6分だった。しかし、昨年10月以来の日本代表復帰を果たしたFW宇佐美貴史(アウクスブルク)は「時間は短かったけど楽しかった」と久し振りに代表のユニフォームに袖を通してピッチに立った試合を振り返った。

 昨年6月にG大阪からドイツのアウクスブルクに移籍した宇佐美だが、出場機会をなかなかつかめずにブンデスリーガ第25節終了時点で出場は8試合、先発はわずか3試合に限られ、得点はゼロだ。厳しい状況の中での代表招集に「呼んでもらえたことは有り難かった」と感謝を示しつつ、今後はもっと良い形で代表に合流したいと考えている。

「もっとピッチ上、試合で何かを示して呼んでもらうことがベストです。そうするために向こうに行っているので、辛抱強く努力を重ねて、もっといい形でここに戻ってきて、代表にすべてを還元したい」

 また、1つ年下で23歳のFW久保裕也(ゲント)が結果を残したことにも刺激を受けたようだ。今年1月にベルギーのゲントに加入した久保は、移籍後7試合5得点と結果を残して代表に合流。すると、23日のUAE戦で代表初ゴールを記録すると、続くタイ戦でもゴールを陥れ、2試合連続ゴールを記録した。

「この2試合は裕也が活躍して、前の選手たちも刺激をもらったと思う。そういう押し上げがあれば、もっと強いチームになると思う」

 久保は所属クラブでの良い流れを「そのまま、このチームに持ってきた感じがある」と感じている宇佐美は、「そういう選手がもっと出てくればいいし、自分の理想を言えば、そういう選手に僕自身がなれるようにしたい」と表情を引き締める。W杯アジア最終予選の次戦は6月13日のイラク戦。次はクラブで結果を残して、代表に良い流れで合流すると心に誓った。

(取材・文 折戸岳彦)


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