27日、韓国・ニューシスによると、韓国の与党・自由韓国党の大統領候補・洪準杓慶尚南道知事が、2015年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意について「外交ではなく裏取引だ」と批判した。写真は日本で発行された慰安婦問題関連の書籍。

写真拡大

2017年3月27日、韓国・ニューシスによると、セヌリ党から名称変更した与党・自由韓国党の大統領候補・洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道(キョンサンナムド)知事が、2015年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意について「外交ではなく裏取引だ」と批判した。

洪知事はこの日午後、韓国のテレビ局SBSで行われた党の大統領選候補者予備選討論会に出席、日韓合意について「私たちが胸の奥深くに刻まねばならない歴史上の痛ましい問題を、10億円でもって合意した」と批判し、慰安婦問題を「ナチスのジェノサイド、ユダヤ人虐殺に並ぶ反人類的犯罪」と表現した。また、「虐殺について徹底的に反省し、記念館を建て、毎年記念日には首相が謝罪」しているドイツに対し、日本の教科書での慰安婦問題についての表記や、日本の首相の対応には問題があるとして、日本は「ドイツ、イスラエルと比較できない」と主張した。

朴槿恵(パク・クネ)氏が大統領を罷免された韓国では朴政権下で進められた慰安婦問題の合意に反対する世論が根強いが、洪知事のこの発言に対し、韓国のネットユーザーの反応は複雑のようだ。洪知事が紛れもなく与党議員であること、また高裁で無罪になったものの、昨年、政治資金法違反の罪で在宅起訴された件などが影響しているようだ。

コメント欄には、「裏取引と言える理由は何だ?」「まあ壊れた時計でも1日に2回は正しい時間を示す。彼も時々は正しいことを言う」「朴槿恵の忠臣だったのに、手のひらを返すような発言」「どの口からそんな言葉が?」「言っていることは正しいが、好感度は最低」など、厳しい意見が並んだ。(翻訳・編集/三田)