ユナイテッド航空、レギンスをはいた少女を「不適切」と搭乗拒否(出典:http://metro.co.uk)

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今や飛行機の搭乗にはトラブルがつきものといっても過言ではないだろう。機内では酔った客同士の喧嘩や客室乗務員に絡む者、またトイレを詰まらせる乗客など何かとニュースになりがちだ。しかしこうしたトラブルは搭乗前にも起こり得る。このほど10歳の少女がレギンスをはいているという理由でユナイテッド航空の搭乗を拒否されてしまった。英紙『Metro』など複数のメディアが伝えた。

機内で適切な服装をするのは当然のマナーだが、その“適切さ”とは果たしてどこまでの範囲を言うのだろうか。2月には、胸元が広く空いた服を着た搭乗客が客室乗務員から「胸を出しすぎる」と言う理由で機内から降ろされていたが、今回は搭乗前に10歳の少女3人がゲートで乗務員にとめられた。

一部始終を見ていた目撃者のシャノン・ワッツさんという女性がツイートしたことで拡散したのだが、ワッツさんによると3月26日の朝、デンバーからミネアポリスに向かうユナイテッド航空215便に搭乗しようとした3人の少女らに、乗務員は「その服装は不適切なので搭乗を許可できない」と告げたという。

少女の1人は柔らかいポリウレタン素材のグレー色のレギンスをはいていたそうで、どうやらそのレギンスが服装規定に外れるものだったらしく、乗務員は「レギンスを脱いで別の服に着替えるか、トップでレギンスを覆うようにしてもらわないと困る」と伝えたようだ。

ところが、ワッツさんが見ていた限りでは少女の父親らしき人物は半ズボンをはいていたが、彼は全く咎められてはいなかったという。注意を受けた少女のうち、10歳の少女は手荷物の中に衣類があったために着替えることを求められ搭乗できたものの、後の2人は着替えを預かり荷物にしてしまっていたために、結局搭乗することはできなかったそうだ。

ワッツさんの投稿が拡散するとユーザーらはユナイテッド航空に「なぜ、レギンスがダメなのか」という疑問を投げかけた。しかしユナイテッド航空側は「当社では会社規約に基づいて不適切な乗客の搭乗を拒否する権利があります」という規約内容のコピーをただ事務的に貼り付けてツイートするという行為を何度も繰り返し、これがますますユーザーらから反感と怒りを買う結果となった。

そしてようやくツイッターで、「少女らは、社員やその家族または友人を優遇するための『パス・ライダーズ(pass riders)』を持っていたために、一般の搭乗客より服装規定が厳しいものになります。レギンスは通常、一般客の搭乗には何の問題もありません」と説明した。

また、ユナイテッド航空側は「カジュアルなものがダメというわけではありません。だらしない印象を与えるものや、場にそぐわないものがNGであるということです」とし、目撃者のワッツさんが「女性差別」と怒りを露わにしたことに対しては「事態を聞き洩らさずに注目して頂いたことは非常に有難いのですが、優待チケットを持った搭乗客は“ユナイテッド航空の代表”として対応するため、厳しい服装規定があるのです」と答えている。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)