写真提供:マイナビニュース

写真拡大

NECは3月28日、場所を選ばず容易に無線LANのネットワーク環境を構築可能な「インフラレス通信アクセスポイント」を製品化し、販売活動を開始したと発表した。新製品は新日鐡住金での採用が決定している。

新製品の特徴として「場所を選ばない無線LANのネットワーク環境の構築」「不安定なネットワーク環境における確実なデータ伝送」「位置確認や利用用途に応じた機能拡張」の3点を挙げている。

場所を選ばない無線LANのネットワーク環境の構築では、1台に無線LANアクセスポイントおよび機器間通信のアドホック機能を搭載しているため、新製品を複数台設置するのみで既存の通信インフラがない場所でも無線LANのネットワークを用いたセキュアな通信環境を短期間に構築できる。

また、ネットワーク上に複数のゲートウェイを設定できるため、効率の良い通信および自由度の高いネットワーク設計が行えるほか、約8時間の連続稼働が可能なバッテリーを内蔵し持ち運びできるため、ネットワークの移動・拡張が自由に可能だという。

不安定なネットワーク環境における確実なデータ伝送については、受信したデータを機器内に保存し通信可能時に送信するDTN(Delay, Disruption, Disconnection Tolerant Networking)機能を搭載しているため、一時的に通信が途切れても復旧後、確実にデータを伝送が可能。そのほか、周辺の通信可能な本製品を自動で検出し、通信状態を把握して最適な通信経路を選択するため、効率的なネットワーク利用ができるとしている。

位置確認や利用用途に応じた機能拡張に関しては、GPSの受信機能を搭載しているため、スマートフォンやタブレット端末から特定の新製品の位置や移動軌跡を確認できることに加え、機能拡張用のメモリを有しているため、利用用途に応じて本製品にソフトウェアを追加し機能を拡張が可能。

新製品を活用したソリューション例としては、既設工場や工事現場向けや、災害現場向け、スマートシティ向け、イベント会場向けなどを想定している。受注開始は4月を予定し、今後3年間で1600台を販売目標としている。

(岩井 健太)