日産自動車(以下日産)は、東京モーターショー2015でインテリジェントドライビングコンセプト「IDS」を披露しました。

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2016年8月には、コンセプト実現の第1弾となる単一レーン自動運転技術「プロパイロット」(ProPILOT)を新型セレナに搭載。先行車両との車間距離を一定に保ち、車線間の中央を走行するようにステアリング操作を支援します。

そして日産は翌月、「プロパイロット」にインスパイアされた「プロパイロットチェア」(ProPILOT CHAIR)を公開しました。

2016年2月に公開した「インテリジェントパーキングチェア」をさらに発展させたもので、店舗前に行列ができる人気店に設置した場合、来店客を疲れさせない珍しい機能を備えています。

プロパイロット技術の応用により、生活を便利にするプロジェクトの一環で、自動運転技術のPRを目的に製作され、その利便性を示す動画を公開したところ、大きな反響を呼びました。

予めプログラムされた経路に沿って、一定の間隔を空けて自動的に椅子が追従するようにプログラミングされており、行列待ちで並ぶ際、座っているだけで列の先頭まで自動運転で案内。椅子から降りると自動的に椅子が列の最後尾まで戻るスグレモノ。

日産はこの「プロパイロットチェア」を公開した際、無償貸与の希望店を募集。

走行条件や床の材質、電波状況などを考慮した上で、羽田空港の第一旅客ターミナル2階に昨年オープンしたカレーうどん専門店「Cuud(クウド)」に貸し出しを決定し、今年3月23日(木)限定で、店舗前に設置しました。

動画を見る限り、スムーズに作動しているようで、順番待ちで隣の椅子へ移動する起居動作が必要無く、これならアトラクション的に待ち時間を過ごせそうです。

前述の自動車庫入れ機能から発想した「インテリジェントパーキングチェア」も大掛かりではあるものの、非常にユニーク。

このように「自動運転技術」はクルマはもちろん、発想次第で色々なシーンに応用できそうで、特にこれからの高齢化社会では、大きな可能性を秘めているかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:NISSAN)

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