情報漏えい罪などで起訴され、台北で報道陣に囲まれる馬英九前総統(2017年3月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】台湾の裁判所は28日、情報漏えいの罪で起訴されていた馬英九(Ma Ying-jeou)前総統(66)に無罪判決を下した。馬前総統については昨年5月の退任後、数々の疑惑が持ち上がっており、情報漏えいもそのうちの一つだった。

 この裁判は民主進歩党(DPP)の柯建銘(Ker Chien-ming)議員が起こしたもので、2013年に行われた司法調査に関する機密情報を流すよう馬前総統が当時の司法長官に働きかけたと訴えていた。また馬前総統は、柯氏に対する名誉棄損でも訴えられていた。

 馬前総統が出廷しない状態で下された判決では「通信保障および監察法」と「個人情報保護法」違反に関する馬被告への容疑は晴れたと言い渡された。

 ただし馬前総統はこれらの機密情報の漏えいと名誉棄損では無罪となったが、検察当局は今月、政界の司法介入問題に関する捜査情報を漏らした別の罪などで馬氏を起訴しており、新たな裁判に臨むことになる。
【翻訳編集】AFPBB News