イベントには、「おもいでばこ」のヘビーユーザーである安田大サーカスのHIROさん(中央)も駆けつけた

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 メルコホールディングスグループのバッファローは3月24日、東京・世田谷区の二子玉川のカフェで、デジタルフォト・アルバム「おもいでばこ」のアンバサダーを招き、「『おもいでばこ』発表会&感謝祭 at Photogenic Living」と題したイベントを開催した。

 イベントは、新製品「PD-1000Sシリーズ」の紹介プレゼンテーションと、アンバサダーとつくる感謝イベントの2部構成。金曜日の夕方18時30分という遅い時間からのスタートにもかかわらず、「おもいでばこ」のコアなファンであるアンバサダーが多数集まり、自分ならではの使い方を披露するなど、大いに盛り上がった。

 前半では、新規事業部の根本将幸おもいでばこ係長と営業本部営業企画部販売促進課の竹内優東京販促係長が、2015年3月にフルモデルチェンジした「PD-1000シリーズ」の発表から、これまでの開発の紆余曲折を語った。

 「スマートフォンの爆発的な普及とととに、写真保存のソリューション機器は群雄割拠になり、ニーズも多様化。おもいでばこのアイデンティティを問い直す日々が続いた」と根本係長は振り返った。

 また、15年5月に忘れられない衝撃的な出来事が起きた。Googleが無料・無制限の写真クラウドサービス「Google Photos」を開始したのだ。「正直、終わったと思った」と竹内係長は動揺した当時の心境を語ったが、根本係長は意外にも落ち着いていたという。

 パソコン、クラウド、おもいでばこの3つ役割が、かえって鮮明になったからだ。竹内係長は初心に立ち返り、「おもいでばこ」を使い続けているユーザーの声に耳を傾けた。

 特に、あるブロガーの「私だけしか写真を楽しんでいなかった」という声が支えになった。写真をメモリカードに閉じ込めたままでは、紙の写真にあった、大切な人と一緒に見るという体験を失っているのも同然だ。そうした開発に込めた思いが、ユーザーから要望の高かった、スマートフォンやタブレット端末に写真を持ち出せる「クリップ」機能につながった。

 新製品「PD-1000Sシリーズ」では、「スマホファースト」を掲げ、スマホとの連携機能を強化。従来の11n/gより約3倍(理論値比)のスピードのIEEE802.11acに準拠することで、カレンダーの日付やイベント別の画像をストレスなくスマホに持ち出せる。

 操作性では、画面に表示されるサムネイル画像はデータ量を約10分の1に圧縮することで、サクサクした快適な操作感が実現した。一方で、画像をフリック操作で拡大すると、画面サイズに合わせて解像度がシームレスに変換されるので高画質でキレイだ。

 サプライズとして、イベント当日の3月24日から、新製品「PD-1000Sシリーズ」を販売を始めたと発表。また、発売にあわせ、「クリップ」機能を利用できる「おもいでばこ」アプリのiOS版の配信を開始したと明かした。なお、Android版の配信開始は4月の予定。

 開発者とユーザーが直接意見を交換しあった「おもいでばこ」の感謝祭。ユーザー視点からの今後の展開や要望など、熱い話題は尽きることがなかった。(BCN・細田 立圭志)