イラク北部の都市ティクリート郊外の村で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の紋章の上に掲げられたシーア派原理主義組織ヒズボラの旗(2015年3月9日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は27日、ペルシャ語によるプロパガンダ動画を公開し、同組織と戦闘を続けるシリア・イラク両国政府を支援するイランを非難した。ISがペルシャ語の動画を公開するのは珍しい。

 この36分間の動画は隣国イラクのディヤラ(Diyala)州からISのソーシャルメディアアカウントを通じて配信されたもので、「ペルシャの地:昨日から今日まで」というタイトルが付けられていた。

動画では拘束された兵士数人が斬首される場面もあり、うち1人はイスラム教シーア派(Shiite)の兵士であることを示すバッジを付けていた。

 シーア派が多数を占めるイスラム教国イランは、ISをはじめとするスンニ派(Sunni)系反政府武装勢力の一掃を狙うシリア・イラク両国の政府を支援しており、数千人の兵士と軍事顧問を派遣している。

 IS やその他イスラム過激派組織はシーア派を背教者と見なしており、公開された動画にはイラン人が何世紀も昔から現在に至るまでスンニ派イスラム教徒を迫害してきたと非難する場面もあった。動画に現れた男は「われわれはイランを征服し、かつてのようなスンニ派イスラム教国へと戻す」と脅した。またユダヤ人を寛容に扱っているとしてイランを非難するナレーションもあった。
【翻訳編集】AFPBB News