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あなたは人とのおしゃべりや人付き合いが得意な方だろうか。それとも、苦手な方だろうか。性格は人それぞれが持つ個性であるため、どちらのタイプが良いとか悪いとかを議論する意味はない。ただ社交的で、人付き合いが得意だという人は、ダイエットをする際は気をつけた方がいいかもしれない。

海外のさまざまなニュースを紹介する「MailOnline」にこのほど、「社交性とダイエットの関係」にまつわるコラムが掲載されたのでその内容を紹介しよう。

今回報告された調査は、ピッツバーグ大学の研究グループによって行われた。グループは150名(そのうち90%は女性)を1年間にわたり追跡し、「どこに行ったか」「どのような誘惑にかられたか」「何を食べたか」などを調査した。参加者150名の大部分は肥満であり、全員がカロリー制限の食事をしていたという。

追跡調査の結果、ダイエット中の女性にとって障害となるのは「外食」や「友人との食事」だということが判明した。例えばレストランやバーに出かけると、4回に1回は「ダイエットをやめたい」と感じ、60%の確率で食事の誘惑に負けてしまうという。

また、友人宅の夕食パーティーに招かれたときは、「ダイエットをやめたい」という衝動にかられる割合は10回に1回に減るが、誘惑に負けてしまう確率は65%まで増加する。一方で、職場ではダイエットをやめたいと感じる割合、さらにその欲望に負ける割合が共に低くなるという。

では、他人がいない状況ではこれらの数値はどう変化するのだろうか。興味深いことに、一人で食事をしているときに「ダイエットをやめたい」との誘惑にかられるのはわずか5%に過ぎなったが、周りで他人が食べている場合ではその割合が50%にまで増えたとのこと。

つまり、「友人と外食に出掛ける」「友人宅でのホームパーティーに参加する」といった状況が、ダイエットにとっては大敵。このような「ハイリスクシチュエーション」を避けられれば、ダイエットを継続できる可能性が高くなるというわけだ。

調査リーダーであるローラ・バーク教授は、「公衆衛生を高めるためには、体重再増加の理由を理解し、それを阻止することが極めて重要になります。何が問題で、ハイリスクの状況がどういうものか知ってもらうことによって、体重を減らしたり維持したりするプログラムを持続できるようになります」と指摘。

そのうえで「私たちが介入すれば、一時的に体重を減らすことはできます。しかし最大の問題は、長期にわたって体重を維持することであり、そのためには持続的な行動の変化が必要なのです」と続けている。

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○記事監修: 杉田米行(すぎたよねゆき)

米国ウィスコンシン大学マディソン校大学院歴史学研究科修了(Ph.D.)。現在は大阪大学大学院言語文化研究科教授として教鞭を執る。専門分野は国際関係と日米医療保険制度。

(杉田米行)