オフィスに「オープンプラン」が最適な13の理由 

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パーティションによる区切りなどがない「オープンプラン」のオフィスは、あまりにも多くの人たちから不評を買っている。可動式のパーティションで仕切られた部屋が並ぶ職場や、ハチの巣の個室が密集するような「キューブファーム」よりずっと良いはずなのに、残念だ。

そこで、なぜ筆者が「壁のない」オフィススペースを強く支持するのか、その理由を紹介したい。

1. 「ディルバート」の気分にならない

米国の漫画のキャラクター、「ディルバート(Dilbert)」は、キューブファームで仕事をしている(カリフォルニア州のあるハイテク企業に勤務する独身のエンジニア、との設定)。彼の職場環境は現実にありそうなものより少しだけひどい状況に描かれており、読者はディルバートの態度や言動を面白がって笑う。だが、実際にパーティションに囲まれて仕事をしていたら、私たちもディルバートと同じ考え方をするようになるかもしれない。

2. 生産性が向上

働く人たちのほとんどは、仕事中にずっと一人きりだということはない。ニューヨーク大学スターン経営大学院のフランシス・ミリケン教授は、決まりきった日常的な仕事をしている間に入るちょっとした邪魔は単調さに変化をもたらし、多くの場合、邪魔された人は仕事に戻るとき、前より元気が出た気分になっていると指摘する。脳の手術が仕事なわけではないなら、作業中に気が散っても大して重要なことではない。

3. もっと楽しい職場になる

この件については、筆者が自ら調査済みだ。友人に向かって輪ゴム鉄砲を撃つのは簡単なことだが、高さ1.5メートルの灰色のパーティションに囲まれたキューブファームの中では、狙いを正確に定めるのは難しい。

4. 流行の先端

小規模なスタートアップは大抵、1つの部屋といくつかのテーブルだけでビジネスを始める。「壁」が現れ始めるのは、法人化された後だ。壁を取り入れることは、時代に逆行している。

5. 「偽の」プライバシー保護はない

オープンプランのオフィスでは、あなたに忍び寄ってきて、会話を盗み聞きしようとする人などしない。だが、四方を壁に囲まれて座っているときには、誰かが聞き耳を立てている。

6. 協力的になる

壁があると、あまり「共有」したくならない。だが、なければ共有できる。

7. もっと日光に当たれる

オープンプランのオフィスなら、窓から差し込む日光をもっと浴びることができる。前出のミリケン教授によれば、「自然光が人の気分や生産性にプラスの影響を与えることを示す数多くの研究結果がある」。日が昇る前に出勤し、日が沈んでから帰宅するような人たちが昼間に日の光を見られる状況は、蛍光灯の光しか見られないよりずっと良いはずだ。

8. 会話が増える

同じプロジェクトに関わっている同僚たちが質問のために電子メールを送り合うのではなく、振り返って顔を合わせ、直接質問することができる。

9. 必要な人がすぐ見つかる

同僚でも部下でも上司でも、その人に用事があるときは周りを見回してみればいい。パーティションに囲まれていては、それほど簡単には見つからない。

10. 研修が容易になる

新しく入った従業員の研修が簡単になる。見るべき書類などの共有が容易になるほか、彼らの様子を肩越しに確認することもできる。また、何かあればその場ですぐに教えてあげることもできる。

11. 待ち時間が減る

上司の部屋の外で待たされることがなくなる。自分の机で仕事をしながら、上司と話ができるタイミングを見計らうことができる。オフィスが広すぎてそれが難しいなら、双眼鏡を使えばいい。

12. ピザをおいしく食べられる

真面目な話だ。冷めた食べ残しのピザとは無縁になれる。届けばすぐに分かるため、温かいうちに食べることができる。

13. 孤独を感じなくなる

灰色の布張りの壁3枚に取り囲まれ、ただパソコンのモニターを見つめている状態が続くことは、精神的にこたえる。