なぜジャニーズJr.は「世界に一つだけの花」を歌ったか

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<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 3月24日〜26日、横浜アリーナで“ジャニーズJr.祭り”が開催されました。

 これは、人気のジュニアがそろい踏みした、ジャニーズJr.たちの単独コンサートです。

 公演本編のラスト、「みなさんも知っている曲だと思うので、一緒に歌ってください」と紹介されたのは、「No.1にならなくてもいい」という胸打つフレーズから始まるあの曲。

 そう、SMAPの「世界に一つだけの花」でした。

 次代を担うジュニアたちが、なぜおのが公演のシメにこの曲を選んだのでしょうか?

 それは、誰が消そうとしても褪(あ)せることなく輝く5人に敬意を表して、また、読み解くと“今のジャニーズJr.事情”を赤裸々に描いたように思える歌詞に由来するのかもしれません。

◆今はジュニア百花繚乱期

 今から20年近く前になりますか、かつて、ジュニア黄金期”と呼ばれた時代がありました。今をときめく嵐、タッキー&翼、関ジャニ∞らのメンバーがCDデビュー前のころで、まだジュニアなのに類まれなスター性を備えた少年たちが、ドラマやバラエティに、先輩たちを食う勢いで活躍していました。

 この“ジュニア黄金期”に対し、今は“ジュニア百花繚乱期”と呼べる時代です。

 ジャニーズJr.祭りでは、Mr.KING、prince、HiHi Jet、、東京B少年、SixTONES、Snow Man、Love-Tune、Travis Japanと、どれを掬(すく)い上げてデビューさせてもおかしくない、8ユニットがメインで活躍しました。

 彼らだけでも、総勢40名。数名の綺羅星(きらぼし)がいるだけでもめっけもんですが、流星群ばりの潤沢さと言えましょう。

◆まるで「世界に一つだけの花」のように…

 この中から一つだけ選ぶ、あるいはすべて解体して選抜ユニットでデビューさせるのは、あまりに惜しいと思われます。

「世界に一つだけの花」では、とりどりに美しい花を選びあぐねた人が、結局優劣をつけず、あふれんばかりの花束を抱えて花屋から出てくるさまが描かれています。しかも、嬉しそうな顔をして。

 偉大なSMAPが歌った曲に込められたものを汲(く)んで、どうか多くのジュニアたちに幸あれと願います。

 くだんのJr.祭りは、5月の大阪公演を待たずして、4月8日、9日と、さいたまスーパーアリーナでの追加公演が決まりました。

 咲き乱れる美少年たちの花園へ、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>
【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。Twitterアカウント:@mikiru。公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』