日本の家屋と中国の家屋は設計の観点から見て、いくつか異なる点があり、その1つは日本の家屋の玄関には一段高くなった「上がり口」が存在しており、そこに腰かけて靴を脱ぐことができるようになっているが、中国の家屋にはこの上がり口が存在しない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の家屋と中国の家屋は設計の観点から見て、いくつか異なる点があり、その1つは日本の家屋の玄関には一段高くなった「上がり口」が存在しており、そこに腰かけて靴を脱ぐことができるようになっているが、中国の家屋にはこの上がり口が存在しない。

 つまり日本の家屋の場合、例え腰かけることができる高さがないとしても、上がり口と土間には一定の段差が存在しているが、中国の家屋にはこの段差が存在しない。実際、中国には靴を脱がずに室内に入る人も少なくない。

 こうした設計の違いからも、靴を脱いで室内に入る習慣は日本に深く根付いた文化であることが分かるが、中国メディアの中華網が23日付で掲載した記事は、日本人が屋内に入るときに必ず靴を脱ぐ最大の理由は「水虫予防である」と主張する記事を掲載した。

 記事は、日本人は家に入るときに必ず靴を脱ぎ、スリッパなどの上履きに履き替えると紹介。しかし、「日本人はなぜこのようにするのか?」と問いを提起した。

 続けて、「これは清潔さを愛し、家を汚したくないからかもしれない」との答えを提示した後、すぐに「実際は決してそうではない」とこの答えを否定。実際は日本が海洋性気候で多湿であるゆえに日本人の水虫発症率は比較的高く、それゆえ家の中では通気性の良い上履きに履き替える習慣があると説明し、「これが最大の理由ではないか」と論じた。

 一部資料によれば、日本人の4人に1人は自覚している・していないに関わらず水虫にかかっているという。またロシア人は家の中でも靴を履く習慣があるため水虫にかかっている人が多く、逆にサンダルや裸足が基本であるタイやマレーシアでは少ないと伝えている。ただし、靴を脱いで室内に入る日本人の習慣が、水虫予防に由来しているという主張は根拠に乏しいと言えよう。靴を脱ぐことにより室内が清潔に保たれるという点こそ、清潔好きな日本人にとって靴を履き替える習慣の重要な動機ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)