まさにリアル・ベルなエマ・ワトソン
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 ディズニー実写版『美女と野獣』でヒロイン・ベルを演じたエマ・ワトソンが取材に応じ、1年間の女優休業で変わったことについて語った。

 近年は国連における女性の権利のための機関「UN Women」の親善大使を務め、男女平等を実現するためのキャンペーン「He For She」を積極的に盛り上げるなど女優業以外の活躍も目覚ましいエマ。昨年2月には自己成長のために女優業は1年の休業中だとPAPER誌で発表し、フェミニズムの読書クラブ「Our Shared Shelf」を始めるなど、男女平等を目指す活動に力を入れてきた。

 1年間の女優休業で役柄の選び方は変わったか? との問いに「ウーン……」と考え込むも、「わたしは間違いなく、フェミニストだけを演じようとしているわけじゃない。役者とは究極的に言えば、全ての人に共感できるところを見つけ、理解するということ。わたしはいつでも幅広い役柄を演じたいと思っているの」としっかりした口調で切り出したエマ。

 「ただ映画業界がどれほど多様性に欠けているか、また映画が、文化や社会に与えるインパクトの強さ、映画の中で描かれることがどれほど重要かということを以前よりもっとよく理解できるようになった」とより広い視野で物事を見ることができるようになったと明かし、「『あなたは国連の仕事をしているから、映画のことは取るに足らないことのように思えますか?』と尋ねられることもあるんだけど、わたしはその反対だと感じるの」ときっぱり。

 「政治家は法律を作ったり、スピーチをしたりするわ。でも、本当に難しいのは、法律を作ったり変えたりすることじゃなくて、人々の考え方を変えること。文化における社会的変化は、本当に時間がかかる。映画はそれができるのよ。だからわたしがやっていることは両方とも、互いに役立つ。わたしの社会活動は、わたしをよりよい女優にしてくれているし、わたしの女優としての役は、わたしよりよい活動家にしてくれていると感じるわ」とフェミニストとしての活動と女優業は互いに補完し合っていると分析した。

 『美女と野獣』の聡明で読書好きなベルは、村人からは「変わっている」と揶揄されながらも確固とした自分を持ち、ディズニーアニメーションで最初の現代的なプリンセスとも評される。実写化において「彼女を現代的にするというよりは、彼女がどういう人かというもともとの姿を守ろうとした。オリジナル版に全てがあったから」とアプローチ法を振り返ったエマは、「子供の頃から彼女が何を象徴しているかわかっていたし、彼女のことを本当に理解していると感じていたの」と幼少期にアニメーション版を100回は観たという自身のアイドル、ベルについて熱く語っていた。

 実写版『美女と野獣』は全米ボックスオフィスランキングで2週連続の首位に輝き、累計興行収入は推定3億1,695万2,887ドル(約364億4,958万2,005円)、世界興収は6億9,025万2,887ドル(約793億7,908万2,005円)に達するなど大ヒットを記録中。エマが本作に込めた思いも多くの人々に届いたといえるだろう。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル115円計算)(編集部・市川遥)

映画『美女と野獣』は4月21日より全国公開