46インチの長尺シャフトを使用している若林のドライバー(撮影:GettyImages)

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「アクサレディス」で5年ぶりの優勝を果たした若林舞衣子。彼女のセッティングを見ると非常に面白い傾向にあることがわかる。レッスンプロ&フィッターの片山晃に分析してもらった。
 
 「若林プロのスイングは片山晋呉プロのように非常にゆったりと振り、体の回転で振る傾向にあります。ドライバーが46インチと長尺で『レクシスカイザL』という先調子のシャフトを使用しています。低スピンで打てる『EZONE XPG HD』ヘッドで、長尺シャフトでHSを上げつつ高弾道に彼女がラクに打てる非常にやさしい組み合わせなのです」(片山)。その傾向は6番アイアンに相当するUTまで当てはまるケースだという。どんなコンディションでもクラブの組み合わせでラクに球を上げてキャリーで攻めていく点が特徴的なのだ。
 ただ、7番アイアン以下になるとその傾向は逆転するという。「6番アイアン相当までのクラブはUTを使用しておりやさしいセッティングだが、7番以下のアイアンは非常にシビアな技術が要求される『N1-CBフォージド』モデルを採用。つまり140〜150Y以下の距離だとスピンで球を止めたり、高さで球を止めたりとショットを変化さえて自在にピンを狙って行きたいという狙い。ウェッジも47度、54度、58度と3本投入した上、『ツアーフォージド』モデルという操作性が高くスピンが利くヘッドを使っているため、150Y以下で勝負をかけるスタイルなのでしょう」(片山)
 さらに面白いのが、パターシャフトだ。『TRG300』というヨネックスのカーボンシャフトを使用しており、シャフトのしなりを生かすことで、球足が伸びて転がりを良くしているのだ。若林は今年の開幕からこのシャフトを使用して「色々試してこれが距離感が合うし、良いころがりをしてくれる。最終日も距離感バッチリでした」(若林)と長いパットを入れまくって優勝をもぎ取っている。クラブの性能も十二分に生かしてスコアメイクしていたのだ。
 
 若林のクラブセッティングには、ショット力以外にも5年ぶりのツアー優勝を手にするだけの工夫がなされていたといえるだろう。
若林を優勝に導いた14本は以下の通り。
【若林舞衣子のクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:ヨネックス E ZONE XPG HDドライバー
(10.5度/レクシス カイザ5L /SR/46インチ)
3W:テーラーメイド M2フェアウェイウッド(15度)
5W:ヨネックス E ZONE XPGフェアウェイウッド (18度、レクシス カイザL5/SR)
UT:ヨネックス E ZONE XPGユーティリティ(22度、25度、28度)
7I〜PW:ヨネックス N1-CBフォージド(NSPRO ゼロス8/R)
AW:ヨネックス ツアーフォージド(47度)
AW:ヨネックス ツアーフォージド(54度)
SW:ヨネックス ツアーフォージド(58度)
PT :オデッセイ ミルドコレクションTX #2
BALL:スリクソン Z-STAR XV(17年)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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