ロシアの首都モスクワの裁判所に出廷したアレクセイ・ナワリヌイ氏(2016年2月27日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシアの首都モスクワ(Moscow)で行われた政府の汚職に抗議するデモで、1000人を超える参加者とともに逮捕された野党勢力の指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏の裁判が27日に行われ、15日間の拘留を言い渡された。

 モスクワの地方裁判所に警察車両で到着したナワリヌイ氏はやつれた様子だったが、裁判に先立ち、法廷内で自分で撮った写真と「彼らを裁判にかける時が来るだろう」とのメッセージをツイッター(Twitter)に投稿した。

 ナワリヌイ氏は今月、ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)首相が隠されたNPOのネットワークを使って不動産帝国を操っていると指弾する動画リポートを公開し、26日の抗議行動を呼び掛けた。

 一方、ロシアのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は27日、報道陣に対し「われわれが昨日各地で、特にモスクワで目にしたことは、挑発であり、まやかしだ」と述べた。

 今回のロシア政府による拘束について、米国や欧州連合(EU)からは深く懸念する声が上がっており、米国務省は「民主主義への侮辱」と表現している。

 警察によれば、モスクワ中心部でのデモの参加者は7000〜8000人で、近年の無許可デモとしては最多規模だった。また第2の都市サンクトペテルブルク(St. Petersburg)の他、普段はデモが行われることがほどんどない多くの地方都市でもデモが実施された。またこれらのデモには、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が政権を握っている17年間に生まれた若者が大勢参加した。
【翻訳編集】AFPBB News