ウディ・ハレルソン&ローラ・ダーン

写真拡大

 映画『ゾンビランド』などで知られるウディ・ハレルソンが、新作『ウィルソン(原題) / Wilson』について、ローラ・ダーンと共に、3月19日(現地時間)ニューヨークのウィットビー・ホテルで語った。

 本作は映画『ゴーストワールド』の原作者として知られるダニエル・クロウズの同名コミックを映画化したコメディー。人間嫌いで変わり者の主人公ウィルソン(ウディ)は、元恋人ピッピー(ローラ)と自分の間に娘がいることを知らされる。しかもピッピーは、育児放棄して娘を養子に出していた。ウィルソンは、親子の関係を修復するためピッピーと共に娘に会うことを決意する。

 ズバズバと物を言うウィルソンを演じたウディは「演じてみて楽しかった。僕自身も彼のように何も考えずに話すが、ウィルソンの方が何倍もひどい。とは言え、彼は意地悪ではなく、むしろ正直なんだ。この役の影響で、撮影中も撮影後も、僕は友人に言いたいことを言い過ぎて、しばらく役から抜け出すことができなかった(笑)」と明かした。

 原作に強く惹かれたと言うローラは「わたしにとって夢のような内容だった。映画で、傷つき、失恋した女性をユーモアを持って描くことはまれだから。わたしの両親(ダイアン・ラッドとブルース・ダーン)が出演したマーティン・スコセッシ監督作品やハル・アシュビー監督作品、そしてわたし自身が出演したアレクサンダー・ペインの映画『シチズン・ルース(原題) / Citizen Ruth』も、今作のようなトーンで描かれていた。それに監督が俳優に自由に演じさせてくるのもまれなの」と語った。

 本作では、大人になりきれない主人公の奮闘が描かれる。ローラが思う、大人の定義とは何か。「わたしが幸運だったのは、俳優である両親が、わたしをずっと子供で居させてくれたこと。両親は『大人として全ての答えを持っていないから、お前がわたしたちに、何が大人なのかを教えてくれれば良い』と言っていた。だからわたしは、誰もが恐れを知らない子供でいれば良いと思っている」。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)