「フクロウ」は独特の特徴を持つ夜行性の鳥類だ。首が左右共に約180回転するため身体を動かさずに真後ろを見ることができ、また他の種類の鳥は目が頭部側面にあるのに対してフクロウは人間のように頭部前面に並んでいる。こうした通常の鳥とは異なる特徴を持つためか、古代ギリシャでは闇を見通す力を持つ鳥として大切にされていたというが、中国ではフクロウは「邪悪の象徴」として冬至や夏至に貼り付けにする習慣もあった。(イメージ写真提供:123RF)

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 「フクロウ」は独特の特徴を持つ夜行性の鳥類だ。首が左右共に約180回転するため身体を動かさずに真後ろを見ることができ、また他の種類の鳥は目が頭部側面にあるのに対してフクロウは人間のように頭部前面に並んでいる。こうした通常の鳥とは異なる特徴を持つためか、古代ギリシャでは闇を見通す力を持つ鳥として大切にされていたというが、中国ではフクロウは「邪悪の象徴」として冬至や夏至に貼り付けにする習慣もあった。

 国が異なれば、同一の物や動物であっても感じ方が変わることの事例だが、中国メディアの捜狐は17日、日本人はなぜ中国人から見て「不吉な動物」を愛するのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 例えばフクロウについて、記事は「日本では街にフクロウの彫刻像が置かれていたり、お土産品やアニメキャラクター・グッズでもよく見かける」と指摘、さらには長野冬季オリンピックのマスコットとしても採用されたことを説明した。中国ではフクロウが「邪悪の象徴」とされることがあるものの、日本ではこの鳥の名前が「不苦労」と聞こえることから、日本人はこの鳥を縁起の良い鳥とみなすと論じた。

 またフクロウ以外の動物についても、日本人はネコやイノシシなど中国では不吉とされる動物、あるいは「パッとしない」動物たちを好むと説明。「一方水土一方人」という慣用句を用い、土地の気候風土によって住む人びとの特徴や習性が異なるように、人がどのような動物を好むかは国や文化によってそれぞれ異なるものだと論じた。

 古代の日本と中国ではフクロウは母親を食べて成長すると考えられていたために「不幸鳥」と呼ばれていたという説があるが、現代の日本と中国ではこの鳥に対するイメージや感じ方は大きく異なっているようだ。近年の日本ではネコノミクスという言葉が登場するほどネコの人気が高まっているが、現在の中国ではネコはそれほど人気のある動物ではなく、ペットとしてはむしろ犬の方が圧倒的に人気で、特に日本の秋田犬や柴犬の人気が高い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)