プロデューサーのチャコ・ヴァン・リューウェンとロジャー・コーマン

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 「低予算映画の帝王」「B級映画の帝王」の異名をもつプロデューサーで映画監督のロジャー・コーマン(90)が27日、都内で行われた伝説の映画『ピラニア』シリーズ最新作『PIRANHA in Japan』の製作記者会見のために、プロデューサーのチャコ・ヴァン・リューウェンと共に来日した。コーマンは「科学技術の研究が進んでいる日本で『ピラニア』の製作をするのはとても面白いと思ったんです」と語ると「日本が舞台の作品なので、監督も日本人にしたいと思っています。この来日で『ピラニア』に関わりあいがありそうな数人の監督と会いました」と明かした。

 接触した監督の名前こそ明かさなかったコーマンだが、「日本での撮影を考えているので、正確に日本について描写できる人が適していると思うんです。アメリカの映画作りを若い人に教えたいと思っています」という発言から、ベテランよりは若手のクリエイターに自身の経験を伝え「世界で勝負できる映画」を日本で作りたいという意向があるようだ。

 気になる内容については、まだ脚本を執筆中ということだが「サイエンスフィクションとホラーの中にユーモアも混ぜ合わせたい」とビジョンを明かすと、映画作りを志す若いクリエイターに向けて「まずは短い映画を作り、経験を重ねること、そしてその際、緻密な計画を立てて、効率よく映画を作る技術を身につけること」というアドバイスを送った。

 また、なぜ日本を舞台に新作を作ろうと思ったか尋ねられると「いま映画はとても国際化に向かっています。日本を舞台に、アメリカ人の俳優と日本人の俳優で映画を作ることによって、いろいろな市場に進出できる作品になると思ったんです」と意図を語り、チャコプロデューサーは『ピラニア3D』や『ピラニア リターンズ』に出演しているクリストファー・ロイドについても「新作出演について快諾してもらっています」と明かした。

 この日は“餌に群がるピラニア”をイメージしたというピラニアガール、そしてアイドルグループ・仮面女子のメンバーも飛び入りで会見に参加。チャコプロデューサーは「とにかく皆さんでも盛り上げていきたいです」と意気揚々と語っていた。(磯部正和)