「『いけるだろ』という驕りはまったくない」と酒井宏。焦れないことと先制点の大切さを強調する。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 ロシア・ワールドカップ行きを懸けたアジア最終予選のタイ戦を翌日に控えた3月27日、日本代表が試合会場となる埼玉スタジアムでトレーニングを行なった。
 
 先日のUAE戦で久保裕也の先制弾をアシストし、守っては力強いパフォーマンスで完封勝利に貢献した酒井宏樹。「ゲームの立ち上がりに注意」と、グループBで最下位のタイを相手でも慢心など微塵もない。
 
「『いけるだろ』という驕りはまったくない。みんな気を引き締めているし、ぬるい試合にはならないと思う。とにかく焦れないこと。どんな形になるかは分からないが、とにかく先制点を奪うこと。
 
 タイはサウジアラビア戦で3失点しているが、だからこそ引き締めてくるだろうし、90分間のなかでいろいろと試しながらかな。相手の守り方を見極めて攻められれば……」
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「UAE戦の勝利はタイを破ってこそ意味がある」と強調していたように、選手も同様の想いを抱いているようだ。
 
「幸か不幸か、僕らは初戦のUAE戦で躓いたから油断など欠片もなくなった。明日の試合で勝点3を取らないとさらに厳しい状況になるし、これからオーストラリアやサウジアラビアとの戦いも待っているので、できるだけ勝点を積み上げておきたい。
 
 難しいゲームになるだろうから、いいモチベーションで入ることが大切。観客を含めて会場が一体となるでしょうし、それでプレッシャーを与えられれば、相手は楽にプレーできないはず。
 
 チームとしてタフになってきているし、最終予選は内容云々よりも結果。しっかりとロシア・ワールドカップのチケットを取りたい」

 終盤戦に訪れる強敵との決戦を有利な立場で迎えるためにも、必勝を期して臨む構えだ。