国際Aマッチ通算50ゴールに王手をかけてから足踏みが続いているFW岡崎慎司

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 23日のUAE戦(2-0)で抜群のポストプレーを見せたFW大迫勇也(ケルン)の負傷離脱を受け、28日のW杯アジア最終予選・タイ戦(埼玉)での先発が有力なFW岡崎慎司(レスター・シティ)が「1トップに自分が入ったときにどういうプレーをするか。サコ(大迫)のプレーが参考になった」と、刺激を受けたことを明かした。

「あそこまでポストプレーができて、起点になることのできる選手は今までにもいなかった。自分の時代は(前田)遼一さんがそれをやってくれていた。代表にはああいうプレーが必要だと思った」

 

 大迫のプレーからイメージを膨らませて狙うのは、国際Aマッチ通算50点目だ。代表では昨年6月3日のキリン杯準決勝・ブルガリア戦(7-2)での得点を最後に、出場6試合連続でノーゴール。通算得点は「49」のまま、10か月近く足踏みが続いているが、「チームではコンディションも良いので」と、得点の匂いを自ら感じ取っている。

 日本はアウェーのUAE戦で相手をリスペクトする戦い方を選び、失点へのリスクマネジメントを優先したため、攻撃に人数をかける場面はおのずと限定された。そこから一転、ホームで迎えるタイ戦は、日本がボールを保持し、相手は引くことが予想される。少ないスペースをいかに突いていくかという別の課題に直面する。

「UAE戦は泥臭くても勝つという、ある意味、自分たちがやりたいことではないことも受け入れながらやった。今はさらに新しくやれることを増やしている段階」と、戸惑いを振り払いながら、与えられたタスクを見据えている。

 15年6月16日にホームで行われたシンガポールとのW杯アジア2次予選初戦では、試合を完全に支配し、30本近いシュートを打ちながら、引いた相手から最後までゴールを奪えず、0-0の引き分けに終わった。

「こういう相手には何度も苦労してきたし、こういう展開は克服し切っていない。前半の戦い方が重要になる」。早い段階で先制点を入れれば、相手は前がかりになり、大量得点も期待できる。理想はそこにある。

 昨年10月11日のオーストラリア戦からUAE戦まで4試合連続でベンチスタートが続いている。10年南アフリカW杯以降では初めてのことだが、「今までこういう時期がなかったのも奇跡だなと思う。だれもが迎えるそういう時期を自分が迎えているだけ」と、深刻に捉えてはいない。区切りの50得点でチームと自身に勢いをもたらすつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)


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