W杯最終予選でここ3試合先発から外れている岡崎。果たして、タイ戦でスタメン奪回となるか。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 3月23日のUAE戦でベンチスタートとなった岡崎慎司が、代表チーム内における自らの立場に言及した。

 昨年3月に史上5人目となる日本代表通算100試合出場を果たすなど、長らく不動の地位を築いてきた岡崎だが、ワールドカップ・アジア最終予選ではここ3試合スタメンから外れている。

 その間、大迫勇也や久保裕也といった若手が台頭。UAE戦では彼らがインパクトを残したことで、その立場は安泰ではなくなっている。

 当然ながら、そんな状況を本人も自覚している。スタートからベンチで戦況を見守ったUAE戦で大迫が見せたパフォーマンスについては、こう述べてもいる。

「サコ(大迫)のプレーがチームの重要な部分になっている。現体制下では前線で起点になれる選手はなかなかいなかったし、自分が1トップに入った時にどうすればいいのか、参考になった部分もある」

 もちろん、現状に危機感はあるだろう。ただ、先発の座を失いつつある現状を「調子が良い選手が使われるのは普通のこと」「奪い合って成長したい」と語ったように、良い意味で割り切れているようだ。むしろ、そこへ貪欲に挑む覚悟があるようにも映る。

 UAE戦後、ライバルのひとりである大迫が負傷離脱し、タイ戦で先発奪回のチャンスは巡ってくるかもしれない。“その時”に向けて岡崎はこう述べる。

「(タイ戦で先発したら)ゴール前での動きで勝負したい。引いて守られても、隙を窺ってタイミング良いところに入っていければ、ゴールを決められると思う」

「クラブで試合に出ているし、コンディションは良い」と語る岡崎は、果たして昨年10月のワールドカップ・アジア最終予選・イラク戦以来遠ざかっている先発の座を取り戻せるか。

取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)