米航空宇宙局(NASA)の衛星がとらえたオーストラリア・クイーンランド沖のサイクロン「デビー」(2017年3月24日撮影・提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】オーストラリア北東部クイーンズランド(Queensland)州沖で、ここ数年で最大勢力のサイクロン「デビー(Debbie)」が発生し、上陸が予想される地域からは観光客を含む数千人が避難している。破壊的な暴風をともなっており、建物への被害や高潮が警戒されている。

 オーストラリア気象局によると、デビーの勢力は5段階の区分で2番目に大きいカテゴリー4まで発達すると予想され、28日の早朝に上陸するとみられている。

 住民は家の周辺に土のうを積んだり、板張りをしたりして災害に備えている。デビーは多くの家を根こそぎ破壊し穀物の収穫に甚大な影響を及ぼした2011年の「ヤシ(Yasi)」以来の最大勢力のサイクロンと伝えられている。

 現時点でデビーが上陸するとみられているクイーンズランド州タウンズビル(Townsville)南方約100キロに位置するホームヒル(Home Hill)とプロサーパイン(Proserpine)の間の地域からは、3500人超が避難している。タウンズビルは観光名所のグレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)への玄関口となっている。

 またクイーンズランド州ボーエン(Bowen)でも2000人が避難し、シェルターも用意されているという。

 気象局によると、デビーは現在、カテゴリー3に分類されているが、タウンズビルとプロサーパインの間の沿岸から上陸する時点ではカテゴリー4まで勢力が強まるとみられ、中心付近の最大風速は約77メートルと予測されている。

【翻訳編集】AFPBB News