2017年3月26日、参考消息網によると、米右派系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」は24日、米海軍が南シナ海での中国の領有権主張に挑戦するため「航行の自由」作戦の実施を承認するようホワイトハウスに要請したが、トランプ政権はそれを認めていないと伝えている。

米国はこれまで「航行の自由」作戦として中国が南シナ海で造営した人工島の12カイリ内に軍艦を派遣してきた。だがトランプ大統領就任後の2カ月余りは実際の行動は見られていない。米海軍の原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群が南シナ海を航行することに同意しただけで、中国の主権には挑戦していない。

米海軍は、ホワイトハウスの承認を必要とする「第3段階」の「航行の自由」作戦の実施を要請しているが、トランプ政権は同意していない。一部の当局者は、マティス国防長官の承認を得ているが、ホワイトハウスの最高意思決定機関である国家安全保障会議(NSC)が決定していないと考えている。また、別の当局者は、その要請が国防長官の机の上に置かれたままだと指摘している。

前回の「航行の自由」作戦は2016年10月に行われ、その後の5カ月間、行動は見られない。

米国が中国の南シナ海の軍事化に挑戦しないのはトランプ大統領の過去の南シナ海に対する厳しい発言に一致しない。ワシントンの外交筋では、ペンタゴンと国務省の事務官僚がまだ着任していないのがその主因だとする認識が一般的だ。またトランプ政権の当面の焦点は北朝鮮に向けられており、南シナ海に気を配る余裕はなく、中国本土や地域に対する一貫性のある包括的な政策の欠如を指摘する声もある。(翻訳・編集/柳川)