病気の弟におもちゃを贈るため、自分で描いた絵を売る10歳の兄

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切なくも心温まる兄弟愛に、人々が心を動かされている。

ここ数か月の間、米ノースカロライナ州リンカーントンの町では、自宅の軒先に机と椅子を並べ、自身が描いた絵を売る、ヘイデン・エドワーズ君(10歳)の姿が目撃されている。

1ドルで自作の絵を販売

即席の販売所には、「1枚1ドルで絵を販売中。ヘイデン作」との手書きのポスターが。

NBC Charlotteが伝えるところによると、ヘイデン画伯が描くのはドラゴンやヘビ、ポケモンのモンスターなどだそうだ。

闘病中の弟のために

彼が絵を売っているのは、7歳になる弟マックス君のためである。マックス君は神経線維腫症という遺伝性疾患を抱え闘病中だという。

病気のせいでマックス君の脳内では腫瘍が大きくなり、手術を余儀なくされているが予後は良好とは言えず、現在医師は新たな治療法を検討中だそう。

当然、マックス君本人も家族も気が晴れることはない。そんな弟の気持ちを少しでも軽くしたいと、兄は絵を売っておもちゃをプレゼントすることにしたのだ。

「マックスには幸せを感じてもらいたいし、病気に負けない気持ちを持ってほしい」とヘイデン君は、Peopleの取材に対し答えている。

弟の深刻さ感じ取った兄

元々マックス君は活動的すぎるほどで、外で遊ぶのが大好きだったそうだが、最近ではほとんど寝たきりだという。

ヘイデン君も、弟の病状が深刻であることに気付いている。母シンシアさんの話では、自分の寝床をマックス君の部屋に移し、片時も離れずにいるとか。

「次から次へと贈り物をして、マックスにかけがえのない瞬間を味わってもらいたい」というのが、ヘイデン君の願いだ。

弟がハッピーなら僕もハッピー!

実はヘイデン君自身も自閉症で、絵を描くことは物事のメカニズムをとらえる良い練習になるとか。

こうして描いた絵を売り、ヘイデン君はこれまでに100ドル(約1万1000円)を稼いだ。その一部でLEGOなど、兄弟一緒に遊べるおもちゃを購入したという。

弟思いの兄はこう述べている。「マックスにはハッピーでいてもらいたいんだ。弟がハッピーなら僕もハッピーさ」と。