(Quinn Dombrowski/Flickr)

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 いまや小学校では1年生から英語教育を導入している日本ですが、現在、流ちょうに外国語を話せる日本人というのは決して多くはないでしょう。言語や文化の異なる人々との交流が多い欧州では、3カ国語以上を話せる人は珍しくありません。このたび、32カ国の言葉を理解できるというギリシャ人の通訳官アイオニス・イコノモウ(Ioannis Ikonomou)さんが、その多言語取得能力のコツについて話しています。

 アイオニスさんは、2002年からブリュッセルの欧州委員会の通訳官として働いています。 12カ国語以上を理解し話せる能力を持つ者は「ハイパーポリグロット」と呼ばれます。

 英語メディア「Great Big Story」は25日、伝えたところによると、アイオニスさんは20歳になるまでに、彼はすでに約15の言語を学んでいました。欧州委員会で働き始めたとき、欧州のほとんどの言語を習得することが必要になりました。

 動画では、アイオニスさんは英語、ドイツ語、中国語、スペイン語、フランス語、ロシア語、トルコ語、イタリア語、オランダ語を使って自身の紹介しています。

 

 アイオニスさんはドイツ語で「自分は非常に好奇心が強い人間です」と語ります。 次に中国語で「他言語を学ぶ方法を見つけたのです」と語ります。

 その方法とは、ただ机に座って辞書をにらみ勉強することではなく「旅行して、その現地の人と話すこと」。アイオニスさんによると、多言語話者になるための特別な勉強方法はなく、最良の方法は、その言語で生活する人々の輪に身を置き、積極的にコミュニケーションを取ることだと言います。

 「(旅は)私の語学力向上のための素晴らしい演習となります」とロシア語で説明します。 次はトルコ語で「新しい言語を学ぶ最も良い方法は、とにかく話してみること、使ってみること」。今度はイタリア語で「毎日、職場で同僚と色々な言語で話しています」。

 アイオニスさんは、オランダ語に切り替えて「私の人生はまさに多言語の中にあります」。配偶者はポーランド人で、家ではポーランド語を使っています。「言語を通して、広大な世界を理解することができます」とフランス語で話しました。

 習得に最も難しい複雑な言語は「北京語」だとアイオニスさんは答えています。中国語は、発音、特に四声ははっきりさせないと中国語話者には通じないとされます。それでも、アイオニスさんのように、中国本土や台湾、香港で現地の人々と交流を深めていけば、中国語習得だけでなく、文化の違いも理解できるようになるのではないでしょうか。

(編集・佐渡 道世)