(画像は2013年5月15日のウド鈴木のツイート文・スクリーンショットより)

 芸人として生き残っていくことは実に難しい。毎年大勢が芸人になり、大勢いが辞めていく。そんな中何年もTVに出続けることは宝くじの一等を当てるより難しいことかもしれない。第一線で活躍している芸人に共通しているのは、周りが見えて気を使うことができる人ではないだろうか。

 異常なまでに腰が低く、周りに気を使っている芸人がいる。それがキャイ〜ンのウド鈴木だ。芸人やタレントなど、TVに出ている人物は多少なりとも好感度を気にし、「いい人」を演じるケースが多い。しかし、ウド鈴木は違う。演じるまでもなく自然とそれができているのだ。普段のTVで見るウド鈴木は、誰からも愛されるキャラクターとしての姿勢が滲み出ている。ウド鈴木の凄いところはTV以上にプライベートの方が腰が低く、いい人である。こんな芸人を記者は彼以外に見たことがない。

 彼は常に人に謝っている。先輩後輩関係なく自分が悪いと思ったらどんな些細なことでも謝らないと気が済まないのだ。謝ったことに対して「さっき謝ったときに時間を取らせちゃってすみませんでした」と謝ることさえもあるというのだ。とある現場に遅刻をしてしまい、演者、スタッフ一人一人に謝りに周り、さらに撮影が遅れてしまった。そして撮影が終わり帰るときにも一人一人に謝っていたら次の現場にも遅れてしまったという逸話があるほど、謝っているのだ。

 あるとき、ウド鈴木のファンから事務所に「今度結婚することになりました。よかったら出席してください」という手紙が届いた。これを本気にしたウド鈴木はその日がたまたま休みだったこともあり新幹線に乗って大阪まで行き、結婚式に出席したのだ。誰にも伝えずに行ったので、周りは驚き、手紙を出した本人でさえも引いてしまったというのだ。

 相方・天野ひろゆきへの信頼と愛情も物凄い。まだ若手の頃、ウド鈴木のキャラクターが目立っていたのでウドがピンで呼ばれることが多かった。しかし、彼は天野のお陰で自分があるという考えから「コンビでないと出演しない」と言い、当時のマネージャーと言い争いになった。それほど天野への感謝を忘れていないのだ。

 彼の魅力はこれだけではない。自分のキャラクターに合った絶妙な返しも彼の魅力の一つだ。とある番組で明石家さんまから「今年の夏は何をする?」と突然の質問が飛んできた。ここでウドはすかさず「今年の冬までに考えておきます!」と答えたのだ。スタジオではその日一番の笑いが起こった。他の芸人が同じ答えを言ったとしてもそこまでウケなかったかもしれない。ウド鈴木が言ったからこそ爆笑が起こったのだ。

 天然でおバカなイメージがあるウド鈴木だが、実は言葉選びのセンスが抜群で天才なのだ。バカと天才は紙一重という言葉があるが、ウド鈴木ほどこの言葉がぴったりの人物はいないかもしれない。

文/AbemaTIMES編集部


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