3月26日(日)、EX THEATER ROPPONGIにて、Wataru Hatano Live Tour 2017“LIVE CARAVAN”のファイナル東京公演が行われた。

このツアーは、羽多野渉のアーティストデビュー5周年を記念した“羽多野渉5th Anniversaryプロジェクト”の中の1つ。千葉、愛知、大阪と、進化を続けてきた本公演だが、昨日の東京公演にて、ファイナルを迎えた。

“旅”をテーマに行ってきた本公演。東京・夜の部では、羽多野渉のデビューシングルである『はじまりの日に』を作曲した、山下洋介のピアノ伴奏によるセッション、そして7thシングルの制作決定発表など、本公演だけの特別な演出も多く行われ、ツアーファイナルを飾るにふさわしいライブとなった。

ライブ前半は、“旅”のイメージを、歌と朗読、映像、そしてダンサーによるパフォーマンスで表現した。1曲目はTVアニメ「ユーリ!!! on ICE」エンディングテーマである『You Only Live Once』。曲を歌い終え、羽多野が「最高に盛り上がっていこうぜ!」と客席に声をかけると、客席からは、大きな歓声が上がり、ライブは冒頭からテンションマックスとなった。

『君がいるセカイ、君のいない世界。』『Synchronic』など、過去のシングル、アルバムの楽曲や、ミニアルバム『キャラバンはフィリアを奏でる』収録曲が次々と披露される中、『Rolling life』では、東京公演だけの演出として、羽多野本人がキャノンからカラーボールを発射する場面も。タオル、エアギターに加えての、楽曲にふさわしい遊び心いっぱいの演出に、客席は大いに盛り上がった。

ライブ中盤「なんと千秋楽、ゲストの方が来てくれました!僕の音楽活動において、なくてはならない方です!」と言う呼び込みで、山下洋介が登場。山下は1stシングル『はじまりの日に』の作曲・編曲を手掛けている。1stシングルレコーディング時、なんと「おっぱいぱいぱいぱい」と言うフレーズでボイストレーニングをしたということで、ステージ上でそれを再現する一幕も。その後『君はぼくが帰る場所』、『ブルーウォーター』の2曲を、山下によるピアノの生演奏でセッションした。

その後の『Never be too late』。客席からは、曲に合わせて合いの手があがり、サビで、羽多野が「一緒に踊ろう!」と声をかけると、ステージと客席が一体となったダンスで、会場は大いに盛り上がった。なお、『Never be too late』のミュージックビデオは、3月31日発売「Wataru Hatano Music Clip 2011-2016」に初収録される。

そして、アンコール前、本編のラストは、TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」のエンディングテーマのアレンジバージョンである『You Only Live Once-everlasting-』。同アニメについて「キャラクターとして出させて頂けるだけでなく、エンディングを歌わせて頂けることが本当にありがたいです。『ユーリ!!!』への感謝の気持ちも(本楽曲を収録した)ミニアルバムに込めました」とコメントし、ファンの『You Only Live Once』の大合唱と共に、熱唱した。

アンコール1曲目は、自身のアコースティックギターによる『Hikari Unplugged』。羽多野は「つたない演奏ではありましたが、皆さんからエネルギーを頂いて、ツアーで弾いてくることが出来ました」とコメント。ギターにちなんで、高校時代、ギター担当として、軽音部に所属したところ、軽音部の友人がもう1つの部活として所属していた漫研に誘われ、その半年後には、漫研の部長になっていたと言うエピソードも披露した。

続くトークコーナーの最後、羽多野から「7thシングル制作決定しました!」と発表がされると、会場は大きな歓声で盛り上がった。7thシングルの詳細は後日ホームページやツイッター等で発表されるとのことで、期待したい。

大阪公演後、羽多野はライブスタッフと打ち上げをした際、1回しか歌わない曲にも、その1回のための映像を作っているという話を聞き、大阪から東京の1週間で、1つだけ我がままをお願いしたと言う。大阪だけで歌う予定だった曲を、東京でもう一度歌いたいということで、自身が主役を務めたアニメ「腐男子高校生活」の主題歌でもあるキャラクターソング『SEKAIはボーイミーツボーイ』を熱唱。客席と「BL」のワードでコール&レスポンスを行い、客席はこの日一番の盛り上がりを見せた。

ライブの最後は、デビューシングル『はじまりの日に』をファンと一緒に合唱。羽多野からは「ライブはこちらから発信するものだと思っていたけれど、全然そんなことは無くて、本当に、皆さんからエネルギーを頂きました。これからも、また新たな『はじまりの日に』になるように、音楽活動を頑張って行きます」とコメント。最後は「心に残るようなライブを目指して頑張って行きます。絶対また会いましょう!」と言うメッセージでライブは幕をとじた。