児童のランチについて校長が保護者に通達(出典:http://www.dailyrecord.co.uk)

写真拡大

イギリスでは偏食気味の子供やアレルギー疾患のある子供たちも多いため、学校では給食を食べる子と親から持たされた昼食を食べる子に分かれている。しかしその食事内容は家庭により様々だ。このほどケント州のある小学校の校長が、怒りの手紙を保護者に送った。英『Daily Record』や『Kent Online』などが伝えている。

ケント州ジリンガムにあるバイロン小学校のジョン・カーシー校長はここ数週間、子供たちが家から持たされる昼食を見て心配のあまり我慢ならなくなったという。なぜなら明らかに子供の栄養バランスを考えていないメニューを「ランチ」として持たせる親が多かったためだ。

そこで、カーシー校長は校内525人全ての児童にスクールレターを渡し、学校のウェブサイトにも同じ内容を投稿した。「実際にあった4つの例」としてカーシー校長が挙げたランチの内容は以下の通りで驚くべきものだった。

1.前日に購入し、冷めたマクドナルドのハッピーミール(ハッピーセット)
2.ポテトチップスを挟んだサンドイッチとポテトチップス2袋
3.ヨーグルト4つとマーブルチョコ「スマーティーズ」1袋
4.チョコレートマフィン1個、チョコレートロール、チョコレートバー1個

カーシー校長はスクールレターの文面で「これらランチの事例は、面白おかしく思うかも知れませんが、栄養バランスの面から見て全く持って不適切です」と主張した。また「子供たちは学校で一生懸命勉強しています。栄養バランスの摂れた昼食は午後の授業の集中力にも繋がります」と昼食の内容が子供たちの成長にいかに重要であるかということを述べた。

大勢の子供たちの昼食メニューを監視し続けるのは容易ではない。しかしカーシー校長は「ランチのメニューは深刻な課題である」として子供たち全員の親に注意喚起を促している。また教師などのスタッフらに子供たちのそばで食べるように伝えており、建築許可が下りれば調理室の設置も検討しているという。

2014年からバイロン小学校に赴任しているカーシー校長は、週に1度の会報でも度々“ヘルシーな学校給食”について綴っている。今回のカーシー校長の訴えに、ほとんどの保護者が前向きなコメントを寄せており「誰かが言ってくれないといけなかったこと」とカーシー校長に感謝をしている親もいるそうだ。

ところが、このニュースを知ったネットユーザーたちからは「そんな怠け者の親がいるなんてショック」「ハッピーミール!? だから肥満の子供が増えるのよ」という声がある一方で、「私は自分のランチを作っているけど果物や野菜の恐怖症があって、食べられないものをランチに詰めることに抵抗があるし、どうせ持って行っても食べないわ。だからといってチョコやポテチばっかりも良くないけど、サンドイッチとポテチ1袋は別に構わないと思う。持って行くものを強制するのはよくないわ」「ウチの子はパスタもピザも嫌いだから仕方ないじゃない。持たせている内容が受け付けられないのなら学校給食にするしか選択肢はないけど、その分どうせ食費の請求書を送り付けるんでしょ!」「ジャンクフードの代わりに種を持たせてみては…って、ウチの子は鳥じゃないのよ」という否定的な意見も寄せられている。

出典:http://www.dailyrecord.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)