各種IoT製品を手がけるセレボが、ウエアラブルカメラと傾きや加速度を検知するセンサーをパッケージにした「XON REC-1」を発表。価格は2万9990円(税別)で、4月下旬より発送開始の予定です。

↑カメラユニット「REC-1」本体。この手のカメラにしては珍しい縦型のフォルムです

 

↑付属するセンサーユニット「LOG-1」。この中に速度や傾き、温度などのセンサーがところ狭しと搭載されています

 

センサーで取得した各種データを映像に重ねて表示できる

「XON」は同社のスポーツ向けIoTデバイスの人気シリーズで、スマホとの連携で滑りのテクニックを可視化できるスノボ向け「SNOW-1」や、センサ―情報で走行テクニックを磨ける自転車向け「RIDE-1」がラインナップ済み。今回登場した「REC-1」は、クルマやバイク、自転車などに取り付けるスポーツ向け小型カメラで、走行動画はもちろんのこと、スノーボードの滑走などあらゆるシチュエーションに対応しています。

 

これだけだと普通のウェアラブルカメラですが、REC-1の真骨頂はここから。なんと、同梱されるセンサーユニットと組み合わせることで、さまざまなスポーツ映像と加速度や傾きなどのデータを融合した映像を作り出すことができるのです。

↑LOG-1はセンサーが取得したデータを時系列で記録しており、撮影終了後にパソコンにて、REC-1で撮影した動画とLOG-1のデータを重ね合わせることで、車やバイクの挙動や、走行時のシチュエーションなどを映像とともに閲覧することが可能

 

カメラとセンサーが分離しているのは、センサーをカメラと離れた任意の場所に取り付けることでより精密なデータを取得できるよう配慮されているため。例えば、LOG-1をクルマのサスペンション付近に取り付ければ、カメラは走行風景を記録しつつ、より正確な車のサスペンションの挙動をセンサーで記録することができます。

↑iPhoneとの大きさ比較。LOG-1はコンパクト設計なので取り付け場所を選びません

 

また、REC-1は複数のLOG-1と接続でき、例えばクルマのフロントとリアの挙動データを取得するために、1台のREC-1に対して車の前後に複数のLOG-1を取り付けるといった使い方も可能。そのため、LOG-1は単品でも販売されており、しかも手持ちのGoProなど他社製のウェアラブルカメラと接続することもできます。

 

一方、カメラ側も付属の各種マウンターによってさまざまな場所に取り付けることができます。

↑REC-1に付属するマウンター

 

↑マウンターを取り付けたREC-1

 

↑試しに自転車用のヘルメットに取り付け。こうすればライダー視点の映像を撮影できます

 

また、カメラ、センサ―ともにIPX4相当の防水機能を搭載。グローブを装着したままでも録画が開始できる物理スライド型スイッチや交換が容易なバッテリー機構など、ライダーにとってうれしい細かな工夫も随所に施されています。

↑回転させて引っ張るだけで着脱できるバッテリー

 

筆者は大型バイクに乗るのですが、サーキットを攻めるようなガチなライダーでなくても、単純な走行動画やツーリング動画にスピード表示が加わるだけで、臨場感が増す動画を作り出せると感じました。また、傾きや横からの加速度(横G)などのを数値で確認できるのは、自分の運転技術や走り方などを見直せるツールになり得ると言えるでしょう。

 

本製品はカメラとセンサーの組み合わせというシンプルな構成。それだけに、クルマやバイクに限らず、ユーザー自身がさまざまなシーンで活用方法を見つけることができる自由度の高い製品ではないでしょうか。