英ロンドンの襲撃事件の現場となったウェストミンスター橋で、犠牲者に手向けられた花束(2017年3月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】英ロンドン(London)の国会議事堂近くで22日に起きた襲撃事件で、警察当局は26日、新たに容疑者1人を拘束した。事件の捜査は実行犯が使用していたメッセージアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」に焦点が当てられており、当局は同サービスへのアクセスが捜査に不可欠との見方を示している。

 実行犯とされた英国籍のハリド・マスード(Khalid Masood)容疑者(52)は、ウェストミンスター橋(Westminster Bridge)で車で歩行者をはねた後、国会議事堂入り口で警察官を刃物で刺し、その後、警察に射殺された。この事件で4人が死亡し、50人が負傷している。

 ロンドン警視庁(Metropolitan Police、Scotland Yard)によると、新たに中部バーミンガム(Birmingham)で男(30)をテロ行為準備の疑いで拘束したという。

 事件以降、合計12人が拘束されたが、うち9人は釈放された。58歳の男1人が引き続き留置されており、32歳の女1人が保釈となった。

 新たな容疑者は、マスード容疑者が「ワッツアップ」を使用していたことが確認されるなかで逮捕され、当局は同サービスへのアクセスが捜査に不可欠だとみている。メディアの報道によると、マスード容疑者は襲撃事件を起こす直前にワッツアップを使用していたが、メッセージを送信したのかは不明だ。

 アンバー・ラッド(Amber Rudd)内相はスカイニュース(Sky News)に、警察と治安当局が高度に暗号化されたワッツアップにアクセスできずにいる状態は「絶対に受け入れられない」と語った。

 ワッツアップ側は、捜査当局に協力していると明らかにしたが、暗号化の方針を変更するかどうかについては言及しなかった。
【翻訳編集】AFPBB News