ドル・円為替、3月27日今週のポイントと米主要イベント

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 今週は、2週間前から続いている円高の流れがどうなるのかがポイントだ。先週は、1ドル110円63銭が最安値となっている。ここを更新していくのだろうか。

 先週末はトランプ大統領のオバマケア代替法案がアメリカ下院議会で採決見送りとなった。その影響で為替相場はややドル高になってクローズしている。はたしてトランプ大統領は市場の期待通りに税制改革に着手できるのだろうか。

 アメリカにおける今週の気になるイベントをあげてみたい。(すべて日本時間)

 3月27日(月)米財務省2年債入札、エバンス米シカゴ連銀総裁の講演 3月28日(火)3月消費者信頼感指数の発表、イエレンFRB議長の講演、カプラン米ダラス連銀総裁の講演、ジョージ米カンザスシティ連銀総裁の講演 3月29日(水)週間原油在庫の発表、米財務省5年債入札、ローゼン米ボストン連銀総裁の講演、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁の講演 3月30日(木)第四半期GDP発表(確定値)、新規失業保険申請件数、米財務省7年債入札、メスター米グリーンランド連銀総裁の講演 3月31日(金)カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の講演

 以上である。

 今週は3月末ということもあり、期末にあたる。先週までとは違った動きも出てくるだろう。アメリカ経済は特に不調というわけではない。出てくる指標が悪い材料となることもないはずだ。問題はそれでもドル売りの流れが止まらないというところにある。さすがに今週のイエレンFRB議長はアメリカ経済について話をするはずだ。そこも注目される。

 共和党の統制ができなかったトランプ大統領の手腕に対する失望感はかなり根深いものがあるだろう。ここが今後の為替相場の変動の鍵を握っている。どこまでの規模の財政改革になるのかという期待感だけが希望の種だ。ここも失望感に変わると、昨年8月の頃のような1ドル100円を割るような事態まで発展する可能性もある。円高は日本の株安に影響を与えることにもなる。

 今週の為替相場の動きは、今後を見据えるうえでとても大切な材料となるだろう。